ヤン・キンケイドの脱退により、サイモン・バーソロミューとアンドゥルー・レヴィの2人組となったブラン・ニュー・ヘヴィーズ(The Brand New Heavies)が、前作よりおよそ5年ぶり、デュオとしては初となる新作『TBNH』をアナウンス。なんとAcid Jazz Recordsからのリリースとなります。 AmazoniTunes
功労賞であるLifetime Achievement Awardを今回授与されたメアリー・J・ブライジ(Mary J. Blige)によるスペシャルなステージが今回の目玉。
パフィによる紹介Vに始まり、“My Life”、“No More Drama”、“I'm Goin' Down”、“Real Love”、“Reminisce”、“You Remind Me”、“Be Happy”、“Love No Limit”と数々の名曲、ヒットを次々と披露していきます。
そして“I Can Love You”ではリル・キム(Lil Kim)が登場! 続けて今度はメソッド・マン(Method Man)を迎えての“I'll Be There for You/You're All I Need to Get By”。そして最後は“Just Fine”で締め括られました。
最大のヒットである“Be Without You”をあえて省き、ほぼ90年代の曲で統一したステージ。パフィも「クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル」として紹介していたため、90年代に与えた彼女のインパクトに焦点を当てた企画なのでしょう(ファッションも『Share My World』期の雰囲気)。
ラファエルの新作については、『Stone Rollin'』発売からおよそ1年後の2012年から制作が伝えられており(この時チャカ・カーンのプロデュースもしたという話でしたが、その楽曲はいずこ……)、2015年には「年内に出るでしょう」との発言がありながら、音沙汰が途絶えました。
その後、映画『マッドバウンド 哀しき友情』に提供した、メアリー・J.ブライジが歌う主題歌“Mighty River”が第90回アカデミー賞で最優秀オリジナル・ソング賞の候補となり初のオスカー・ノミネートを手にしたタイミングで数々受けた昨年2月のインタビューの中では、ソランジュ『A Seat At The Table』などのプロデュース業で自身の制作は断続的になっていたことを明かしつつ、「あと3ヶ月以内には完成させたい」と言及。昨年11月には、新作のタイトルが、薬物中毒で亡くなった兄の名を冠した『Jimmy Lee』になることも明かされていましたが、いよいよ登場です。
Honda「VEZEL TOURING」TVCMソングにも抜擢された「Do Well」のヒット(J-WaveのTokio Hot 100では2018年の年間チャート入りも)、そしてYou Tubeジャパンの「Artists to Watch」にも取り上げられるなど、今もっとも勢いがあると言っても過言ではないSIRUP。
TLCの妹分的な存在として、レフト・アイの後見を受けてナティーナ・リード、ブランディ・ウィリアムス、シャマーリ・フィアースという3人組で1999年に『Blaque』でデビューしたブラック。
R・ケリーら制作の“808”やインシンク参加の“Bring It All To Me”などがヒットとなり、映画『チアーズ!』にライバル役で出演するなどポップR&Bの新星グループとして注目を浴びたものの、2002年に発売予定だった2ndアルバム『Blaque Out』は音源流出などの問題でお蔵入り、そして2003年に発売予定だったElektra移籍作『Torch』も頓挫。翌年、映画『Honey』(邦題『ダンス・レボリューション』……)に提供したロドニー制作の“I'm Good”がそこそこ話題になったものの、2004年10月にElektraのボスだったシルヴィア・ローンが同レーベルを辞めてMotown社長に転身した影響もあって『Torch』は結局お蔵入り&Elektraをクビ、と不遇続きだった彼女たち。
2012年10月にはナティーナが32歳の若さで事故死し、遺されたブランディとシャマーリ(ニュー・エディションのロニー・デヴォーと2006年に結婚)で活動していましたが、『Blaque Out』の解禁(後述)に続いて、ついに3rdアルバム『Torch』が蔵出しされました。これは、デビュー・アルバム『Blaque』が1999年6月1日発売ということで、この発売20周年を記念したもの。
マイアミ出身のダニレイことダニエル・レイ・キュリエルは、ダンサーとしてキャリアをスタートさせ、ダンス・ユニット=カーリーフライズとして活動時にプリンスのもとでの活躍で知られる双子ダンサー・デュオのトゥインズから連絡を受け、弱冠18歳にしてプリンス“Breakfast Can Wait”のミュージック・ビデオの制作を依頼された逸話でも知られる女性。ダニは監督を務めただけでなく、プリンスに扮装したメインキャラクターとしてダンスも披露しています。
エステート側でこうしたプロジェクトを取り仕切っているトロイ・カーター曰く、いずれも完成された音源のものを選び抜いたそうで、「ボーカルが雑なものは収録しない」とクオリティを保証しています。また、1981年~85年に制作された音源がほとんどですが、唯一、マルティカが歌った“Love … Thy Will Be Done”(91年)については、TIDALを仕切るジェイ・Zが強く推したために収録されたのだとか。
昨年4月、命日に合わせて解禁された“Nothing Compares 2 U”のプリンスによるオリジナル・バージョンも収録されます。
1. Sex Shooter (Apollonia 6, 1984 / original recorded in 1983)
2. Jungle Love (The Time, 1984 / original recorded in 1983)
3. Manic Monday (The Bangles, 1985 / original recorded in 1984)
4. Noon Rendezvous (Sheila E, 1984 / original recorded in 1984)
5. Make-Up (Vanity 6, 1982 / original recorded in 1981)
6. 100 MPH (Mazarati, 1986 / original recorded in 1984)
7. You’re My Love (Kenny Rogers, 1986 / original recorded in 1982)
8. Holly Rock (Sheila E, 1985 / original recorded in 1985)
9. Baby, You’re a Trip (Jill Jones, 1987 / original recorded in 1982)
10. The Glamorous Life (Sheila E, 1984 / original recorded in 1983)
11. Gigolos Get Lonely Too (The Time, 1982 / original recorded in 1982)
12. Love… Thy Will Be Done (Martika, 1991 / original recorded in 1991)
13. Dear Michelangelo (Sheila E, 1985 / original recorded in 1985)
14. Wouldn’t You Love to Love Me? (Taja Sevelle, 1987 / original recorded in 1981)
15. Nothing Compares 2 U (The Family, 1985 / original recorded in 1984)
「DT pt.2」、「Sit At The Piano」といった先行曲がいずれも、今まさに話題のローファイ・ヒップホップ的な響きを持つインストものということで、「Mellow Beats」、「Jazz Vibes」といったSpotify公式の大型プレイリストにピックアップされるなど、国外でもヒットしているKan Sanoが、ついにニュー・アルバム『Ghost Notes』を発表。 AmazoniTunes
WeR deeply hurt/saddened by unexpected/sudden loss May 18 of brother/friend/dad Melvin D Edmonds age 65 Thks/appreciation 2ALL4 tremendous outpouring of love/support/prayers. WeR doing our best 2cope ThkU4 yr understanding in giving us th time we need during these difficult days pic.twitter.com/G8iC2xUdQu
1989年に『After 7』でデビューしたアフター7は、1990年に“Ready Or Not”、“Can't Stop”というトップ10ヒットを放って一躍人気グループに。90年代前半には他にも、“Nights Like This”、“Kickin' It”、“'Til You Do Me Right”などがR&Bチャートのトップ10ヒットとなりましたが、所属レーベルとの関係悪化から1995年の3rd『Reflections』をもって契約更新をせず、レーベルを離脱。1997年に発表されたベスト盤『The Very Best of After 7』にホール&オーツのカバー“Sarah Smile”が加わっていましたが、アフター7は活動休止状態に。
1997年の映画『ソウルフード』サントラでは、ベイビーフェイス、K-Ci&ジョジョ、ケヴォン、メルヴィンの5人組=マイルストーンとして“I Care About You”という曲が発表され、同年、ベイビーフェイスの『MTV Unplugged』でも披露。またケヴォンは1999年に『24/7』でソロ・デビューしてヒットとなりました。
2000年代半ばから少しずつですがライブ活動を再開させたアフター7には、前述のとおりメルヴィンの姿はなく、代わって息子のジェイソンが参加。2013年の来日公演も、メルヴィン不在でジェイソン参加というメンバー構成でした。
2015年末に“I Want You”の発表と共にメルヴィンも復帰しており、新たに4人組としてアフター7は再始動。2016年に『Timeless』を発表し、R&Bアルバム・チャート初登場4位に。また、アダルトR&Bエアプレイ・チャートでは、“I Want You”と“Let Me Know”が最高6位、“Runnin' Out”が最高3位と、およそ20年ぶりのヒットとなったほか、2018年には“Too Late”、“If I”も最高8位まで上昇するなど支持されていました。 AmazoniTunes
・Montell Jordan feat. Lecrae - "When I'm Around You" (Masterpeace Recordings / 2019-05-14)
モンテル・ジョーダンがついに世俗復帰。
2010年12月31日をもって「R&Bレコーディング・アーティストとしてこの音楽業界から引退する」と発表し、翌1月1日からジョージア州ノークロスのビクトリー・ワールド・チャーチという教会で牧師となっていたモンテル・ジョーダン。その後、Victory World Musicを立ち上げ、ゴスペル・アーティストとして2011年に『Shake Heaven』をリリースしたほか、2014年にライブ実況盤『Covered Live』、昨年も『Healed』といったレーベル・コンピが発表され、クリスチャン・ヒップホップ系のプロミス『TellAVision』(2016年)に参加するなど、“世俗”とは距離を置いてきました。
一方、代表的ヒット“This Is How We Do It”は90sリバイバルの波に乗って近年度々取り上げられるようになっており、2015年にはスーパーボウルのキャンペーンの一環で、バッファローウィングの専門チェーンである「バッファロー・ワイルド・ウィングス」の店内にて発売20周年を迎えた同曲をサプライズ披露する映像が発表されたほか、2013年のアルーナジョージのカバーに始まり、ケラーニ“How Do We Us”(2014年『Cloud 19』)、エリック・ベリンジャー“Text Threads”(2015年『Cuffing Season』)、ジャズ・カーティエ“How We Do It”(2016年『Hotel Paranoia』)でのサンプリングや、クリス・ブラウン“Go”(2015年『Before The Party』)、JR・カストロ“Right Away”(2016年 / 2017年『Sexpectations, Vol. 1』)での引用など、“This Is How We Do It”ネタは多々出現しています。つい最近も、フレッシュ・モードなるプロデューサーが“This Is How We Do It”のリメイクを発表したばかり。
こうした背景もあって?モンテル・ジョーダンがついにR&Bへと復帰。今年3月にR&Bアルバムをレコーディングしていることを明かしていたモンテルですが、5月14日、正式にニュー・シングル“When I'm Around You”を発表。
スティールパン的な音色は2010年代という感じですが、全体的には90年代の色濃いヒップホップ・ソウル的なサウンド。ルーベン・スタッダード作品も手がけたドレイマス・ロバーツ(Dramus Roberts)の名がソングライターにありますが、彼のプロデュースでしょうか。 AmazoniTunes
ラッパーとして史上初めてグラミー最優秀ゴスペル・アルバム賞を手にしたレクレーをゲストに迎えているということで、準備中の新作はインスピレーショナルR&B路線になるのかもしれません。
“Whipped Cream”や、マセーゴ(Masego)らプロデュースの先行配信曲“Up Late”のような、エリカ・バドゥを想起させる彼女の歌声が映えるソウルフルなプロダクションを中心としつつ、初期ミッシー・エリオットっぽい“BMO”(ヴァースはちょっとアリーヤ“More Than A Woman”ぽくも)などの90s R&Bも感じられたり。今っぽいエッセンスは控えめに、オーセンティックなR&B作品として非常に充実した内容ですね。
31日にCD盤とヴァイナル盤も発売されるっぽい?
プロデュースは、2017年作『Strength of a Woman』にて“Thick Of It”や“Love Yourself”など5曲を手がけたDJ・キャンパー(D.J. Camper)。すっかり気に入られたようですね。
ソングライティングには、モニカの“Commitment”のプロデュースや、ビヨンセ&ジェイ・Z『EVERYTHING IS LOVE』、アリアナ・グランデ『thank u, next』などに関わってきたノヴァ・ウェーヴ(Nova Wav)のふたりが助力しているようです。
サンプリングしているのは、90s後半~00s初頭によくネタにされたラヴ・アンリミテッド(Love Unlimited)の“Under The Influence of Love”(73年作の表題曲)。しかしこうしたアーリー00sっぽい音、増えてますね。
昨年7月にファースト・チョイスのディスコ・クラシック“Dr. Love”をサンプリングした“Only Love”を発表していたメアリー・J。この時、Capitol RecordsからRepublic Recordsへ移籍していたことが明らかになっていました(親会社はどちらもUniversal Music Group)。
そして今年2月にはTV番組で「アルバム2枚を制作中なの」と発言。さらに3月には、A&Rのエディ・フォーセルが、スタジオ・セッションの模様を見せながら「アルバム3枚の同時制作」と言及しており、かつてないほどクリエイティブ・モードに入っている様子。
米Rolling Stone誌が独自のチャート「Rolling Stone Charts」を始めることが発表されました。13日(月)から始まり、楽曲のデイリー・チャート「Rolling Stone Top 100 Songs」とアルバムのウィークリー・チャート「Rolling Stone Top 200 Albums」を始め、「Rolling Stone Trending 25」、「Rolling Stone Breakthrough 25」といったウィークリー・チャートや、「Rolling Stone Artist 500」というチャートも用意されているとのこと。
もちろん、ビルボード・チャート対抗となるわけですが、特に楽曲はデイリー・チャートとなるところが特色ですね。移り変わりが激しい時代とは言え、ストリーミングの強さが牽引する形で最近はトップ10にあまり動きがないことも多く、デイリー・チャートが新鮮さを打ち出せるかどうか。
このローリングストーン・チャートは、Rolling Stoneを完全子会社化したPenske Media Corporationが昨年7月に戦略的投資を行ったAlpha Dataが提供するデータ(セールス、ストリーミング、エアプレイなど)を使用するとのこと。ビルボードはNielsen Musicなので、元データも異なることになります。また、ストリーミングの比重がどれぐらいになるかも鍵となりますが、このあたりの詳細はまだ不明。
とりあえず月曜(日本時間的には火曜かも)を待ちましょう。
RCA在籍時代、2015年に(今は無き)〈SPRINGROOVE〉で初来日パフォーマンスを果たしたティナーシェ。翌2016年には5⽉17⽇・18日に渋⾕duo music exchangeでの2夜連続単独公演が予定されていたものの、「『Joyride』完成のため」世界ツアーそのものが延期ということで中止。ということでティナーシェにとって今回が初の単独公演となる予定。7月4日(木)に渋谷 WWW Xにて開催されます。
・Tank and the Bangas - 'Green Room' (Verve Forecast / 2019-05-03)
タンク・アンド・ザ・バンガスが待望のメジャー・デビュー・アルバム『Green Room』を発表。
テリアナ“タンク”ボール(Tarriona "Tank" Ball)をリーダーとして2011年に結成されたニューオーリンズのバンドである彼らは、ライブを重ねて地道にファン層を広げ、2013年末に『Think Tank』を自主リリース。「ガンボ」のようにファンク、ゴスペル、ジャズ、ロック、ニューオーリンズ・バウンスなど様々なジャンルが渾然一体となった音楽性と、そのライブ・パフォーマンスで徐々に話題を呼び、2014年にはライブ盤『The Big Bang Theory: Live at Gasa Gasa』も発表しています。
2016年に発表した“Good to Love”もバラード調でしたが、今回の「セロハン」はさらにエモーショナルなピアノ・バラード。ケイト・ブッシュあたりも想起させます。
トゥイグスと共にこれをプロデュースしたのは、フランク・オーシャンの“Chanel”やケヴィン・アブストラクト『American Boyfriend: A Suburban Love Story』などを手がけてきたジェフ・クラインマン(Jeff Kleinman)とマイケル・ウゾウール(Michael Uzowuru)のチーム。
ビヨーク仕事で知られるアンドゥルー・トーマス・フアン監督によるミュージックビデオはさすがの世界観です。
東京発のガールズ・グループ、BananaLemon (バナナレモン)の新曲は、25日に開催された単独公演〈The Final Game〉でいち早くお披露目されていたもの。元Def WillのLetyを新メンバーに加え、アンクルン(インドネシアの打楽器)のオリエンタルな響きが印象的なトラップ・ビートに乗せて「イケてるアジア人」を掲げる姿が激ドープ。バナレモの曲で一番好きかもしれない。2分未満という短さ、MVの映像も非常に“今”という感じ。
・Lizzo - 'Cuz I Love You' (Nice Life Recordings/Atlantic Recordings / 2019-04-19)
リゾがついにメジャー・デビュー・アルバム『Cuz I Love You』を発表。
R&Bチャート入りするなど好評を博しているディスコ・ファンク“Juice”や、彼女の「ヒーロー」であるミッシー・エリオットとの共演が叶った“Tempo”を始め、プリンスを意識したような“Crybaby”など4曲を、彼女のボスであるリッキー・リード(Ricky Reed)がプロデュース。リッキー・リードと共にリオン・ブリッジズ『Good Thing』を手がけたネイト・マーセロー(Nate Mercereau)も補佐しています。
また、サザン・ソウル調の表題曲“Cuz I Love You”や、3連バラード“Jerome”、そして“Heaven Help Me”の3曲をX・アンバサダーズ(X Ambassadors)が手がけているほか、“Like A Girl”、“Soulmate”、“Better In Color”の3曲をオーク(Warren "Oak" Felder)が担当。グッチ・メイン(Gucci Mane)との共演となった“Exactly How I Feel”は、リアム・ペイン&J・バルヴィン“Familiar”を手がけたマイク・サバス(Mike Sabath)仕事といった陣容に。
リゾのポップネスを生かしつつ、ソウル~ファンク~ヒップホップを股にかけるアルバムに仕上がっています。 AmazoniTunes
その第一弾となる“Floor Seats”は、あの“Change The World”を大胆に拝借し、90sっぽさも湛えたメロウな楽曲。エリック・クラプトン版で有名な“Change The World”ですが、声の裏返り方のクセからしてベイビーフェイス版を意識しているのでしょうか。 公式サイトも立ち上がってますし、ロー・ボーイのさらなるリリースが楽しみです。 AmazoniTunes
フィリー出身のコーリー・ラティーフ・ウィリアムス(Corey Latif Williams)は、2003年にMotown Recordsより「ラティーフ」名義で『Love In The First』を発表しアルバム・デビュー。
その後、『Love In The First』にも参加していたライアン・レズリー一派としてシェリー・デニス“I Love You”などのソングライティングを手がけたほか、ミュージック・ソウルチャイルドの“TeachMe”、クリス・ブラウンの“Damage”、フェイス・エヴァンスの“Gone Already”などに関与したのを経て、2010年に日本限定で『Love Is Love』をリリース。スターゲイト、ライアン・レズリー、アイヴァン&カーヴィン、T・タウンに、頭角を現す直前のヒット・ボーイまで参加した同作は、国内でヒットを記録。好評を受けて日本ではさらに2011年に『Love Life』、2013年に『IV Love』、2016年に『Love Language』とリリースを重ねています。
またソングライターとしても、アッシャー“Crash”(2016年作『Hard II Love』収録)など近年も変わらず活動を続けています。
・Beyoncé - 'HOMECOMING: THE LIVE ALBUM' (Parkwood Entertainment/Columbia Records / 2019-04-17)
ついにあの「Beychella」に迫るNetflixドキュメンタリー『HΘMΣCΘMING: A Film by Beyoncé』(邦題は『HOMECOMING: ビヨンセ・ライブ作品』……他に言い様があるだろうに)が17日に解禁!に合わせてライブ・アルバム『HΘMΣCΘMING: THE LIVE ALBUM』も登場。 AmazoniTunes
デビュー曲“Lost In Translation”を発表したばかりのNenashi。bmrでも紹介しましたが、私のプレイリスト「KiMaGuLé Good Music」にも入れているとおり、個人的にもかなり注目しているアーティスト。映像としては初お披露目となるライブ映像が公開になりました。
一応改めてご紹介すると、「origami PRODUCTIONSが送りだすミステリアスな新進男性シンガー/ラッパー/プロデューサー」で、さまざまな国や地域を転々と旅する“根無し草”であることがその名前の由来。
origami PRODUCTIONSが音楽を担当した2017年のTVドラマ『僕たちがやりました』にて、Shingo Suzukiの“Countless Luv”にフィーチャーされていましたが、今年3月末に“Lost In Translation”でデビュー。早速、日本のApple Music「今週のNEW ARTIST」に選出されたほか、J-WAVE TOKIO HOT 100では47位に初登場するなど、すでに話題を呼んでいます。 AmazoniTunes
・Chris Brown - "Back To Love" (Chris Brown Entertainment/RCA Records / 2019-04-11)
クリス・ブラウンが新曲“Back To Love”を発表。ビヨンセ“Upgrade U”を始め、セヴン・ストリーターやクリス・ブラウンらを手がけてきたキャム・ウォレス(Cam Wallace)がプロデュースしたこの曲は、ほのかにアフロ・カリビアンなテイストも薫る、ダンサブルなR&Bチューン。
来年6月にはデビュー15周年を迎えるクリスは現在、ニュー・アルバム『Indigo』を準備中。シャニース“I Love Your Smile”使いで話題になった“Undecided”などの収録が期待されます。 AmazoniTunes
メアリー・J・ブライジの“Real Love”を参照した“Real Love”は未収録ですが、ハイ・ファイヴの“I Like The Way (The Kissing Game)”等を引用した、その名も“90s R&B”に始まり、エモーショナルな3連バラードからトラップR&Bまで聞かせる充実の4曲。最高。
以前から何度かコラボしてきた2人。今回はイライジャ・ブレイクのLAのホームスタジオで1週間ちょっとで出来上がったそうですが、今後も継続してほしいものです。
・Amber Mark - "Mixer" (Jasmine Music/PMR Records/Virgin EMI Records / 2019-04-04)
90sヒップホップ・ソウル全開の“Put You On”が大好評だったアンバー・マークが、引き続き90sなムードを継承した新曲“Mixer”を発表。ファンキーなベースラインが印象的ですが、今回のプロデュースはアンドゥルー・ワイアット(Andrew Wyatt)。7月に英~欧州ツアーを行うことも合わせて発表されましたが、そろそろアルバム期待してもいいでしょうか。AmazoniTunes