8月25日、早いものであれから11年。以前に、わたくしの大好物なプロデューサーのひとり、テディ・ビショップの素敵なインタビュー記事を発見したので、そこで語られたアリーヤ“Miss You”の制作エピソードをご紹介したいと思います。
これはインディ・ソウル系の素晴らしいウェブメディア YouKnowIGotSoulによるテディ・ビショップのインタビュー記事「Interview: Radio Constantly Changes But Teddy Bishop’s Ability To Diversify Allows The Quality Of His Music To Stay The Same」の中で語られたもの。
「あれは面白いセッションだったよ。なぜって、あの曲は元々ジニュワインのために書かれた曲だったからね。
僕たちは一緒にスタジオにいて、アリーヤの曲を流していた。そのとき彼女は、僕とジョンテイ(・オースティン)が最近どんな曲を作ったのか、聴きたいって言いだして。それでいくつか聴かせたら、『ちょっと待って、今の曲をもう1回聴かせて!』って言ったのがあの曲(“Miss You”)。そしてもう一度聴かせたら、『この曲をレコーディングしたい』って言ってさ。『うーん、これジニュワインの曲なんだけど』って話したら彼女は、『別にいいじゃない。私はこの曲をレコーディングしたいの』と答えて。それで彼女はジニュワインに電話をかけて、『ねえ、あなたがもうレコーディングしたのは知ってるけど、どうしても私、この曲を歌いたい』って説得し始めて。ジニュワインはあの曲のライターのひとりでもあるから、彼にとっても得になる話だったし、そもそもふたりは同じキャンプ(※ダ・ベースメント)の仲間だしね。ジニュワインが了承して、アリーヤがレコーディングしたんだよ」
なんと、元々はジニュワインのために制作された曲だったんですねー。それをアリーヤが聴いて気に入ってしまい、自ら直接Gに電話して交渉、快く譲ってもらえたようで。ということはG版のデモも存在する??