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2019-06-17

[new music] Gallant, Common, YBN Cordae, Free Nationals + more

・Gallant - "Sharpest Edges" (Mind of a Genius/Warner Records / 2019-06-14)



ガラントが、ついに待望のニュー・アルバムをアナウンス。タイトルやリリース時期等はまだ不明ですが、「ニュー・アルバムからの最初の曲」として新曲“Sharpest Edges”が発表されています。
盟友スティント(Stint)のプロデュースによるこの曲、80sな雰囲気のあるリズミカルな楽曲で、ジャネットあたりのポップさも感じられるのが新路線のようでもあり。  Amazon  iTunes

彼は、新作の方向性を探るためこれまで100曲以上を書いており、「このアルバムにたどり着くまで、それぞれ全く違うパレットで描かれた3作のアルバムが出来た感じ」なのだそう。またこの“Sharpest Edges”こそスティント制作曲ですが、新作では様々なプロデューサーと組んでみたのだそうで、デビュー・アルバムにしてグラミー候補にもなった前作『Ology』とは違う音世界を切り拓いていると見られます。



ガラントは、昨年4月にスティントら制作の“Gentleman”、5月にはポップ畑のジュリアン・ブネッタら制作の“Doesn't Matter”と、彼らしいバラードを続けて発表。それぞれ、T・ペイン参加バージョンエイサップ・ファーグ参加バージョンも発表されました。また8月に“Haha No One Can Hear You!”、9月にはスフィアン・スティーヴンスらをゲストに迎えた“TOOGOODTOBETRUE”とスティント制作曲をリリースしていますが、この2曲についてはアートワークに「This Song Does Not Fit」と記していたため、新作には未収録となりそう。
3年以上ぶりとなるニュー・アルバムは年内リリース予定です。



2019-06-13

[new music] Erykah Badu & James Poyser, Amber Mark, Chris Brown + more

・Erykah Badu feat. James Poyser - "Tempted" (Bardonia Productions/Yep Roc Records / 2019-06-03)

Erykah Badu for New York Times (photo by Erik Carter)

エリカ・バドゥが新曲を発表。……と言ってもこれは、英ベテラン・バンド=スクイーズの81年のシングル“Tempted”のカバーで、元々は4月のレコードストア・デイ(以下RSD)でYep Roc Recordsより3500枚限定で発表されていた7インチ・シングル。ザ・ルーツ(The Roots)よりジェイムズ・ポイザーをフィーチャーしたこのカバーが、この6月になって一般解禁されたというわけです。  Amazon  iTunes



Yep Rocの説明によれば、ジェイムズ・ポイザーに加えて、サンダーキャット(Thundercat)、デリック・ホッジ(Derrick Hodge)、そしてアリ・ジャクソン(Ali Jackson)らが演奏で参加しているとか。豪華~



2019-06-06

[new music] SIRUP, Nai Br.XX & Celeina Ann, BoA + more

・SIRUP - 'FEEL GOOD' (A.S.A.B / 2019-05-29)



SIRUP (シラップ)がついにフル・アルバム『FEEL GOOD』を発表。  Amazon  iTunes

Honda「VEZEL TOURING」TVCMソングにも抜擢された「Do Well」のヒット(J-WaveのTokio Hot 100では2018年の年間チャート入りも)、そしてYou Tubeジャパンの「Artists to Watch」にも取り上げられるなど、今もっとも勢いがあると言っても過言ではないSIRUP。



2019-06-03

[new music] Blaque - 'Torch'

・Blaque - 'Torch' (Blaque/The Move Entertainment / 2019-05-31)



ブラック(・アイヴォリー)のお蔵入り作『Torch』がついにリリース。  Amazon  iTunes



TLCの妹分的な存在として、レフト・アイの後見を受けてナティーナ・リード、ブランディ・ウィリアムス、シャマーリ・フィアースという3人組で1999年に『Blaque』でデビューしたブラック。
R・ケリーら制作の“808”やインシンク参加の“Bring It All To Me”などがヒットとなり、映画『チアーズ!』にライバル役で出演するなどポップR&Bの新星グループとして注目を浴びたものの、2002年に発売予定だった2ndアルバム『Blaque Out』は音源流出などの問題でお蔵入り、そして2003年に発売予定だったElektra移籍作『Torch』も頓挫。翌年、映画『Honey』(邦題『ダンス・レボリューション』……)に提供したロドニー制作の“I'm Good”がそこそこ話題になったものの、2004年10月にElektraのボスだったシルヴィア・ローンが同レーベルを辞めてMotown社長に転身した影響もあって『Torch』は結局お蔵入り&Elektraをクビ、と不遇続きだった彼女たち。
2012年10月にはナティーナが32歳の若さで事故死し、遺されたブランディとシャマーリ(ニュー・エディションのロニー・デヴォーと2006年に結婚)で活動していましたが、『Blaque Out』の解禁(後述)に続いて、ついに3rdアルバム『Torch』が蔵出しされました。これは、デビュー・アルバム『Blaque』が1999年6月1日発売ということで、この発売20周年を記念したもの。

ブランディやシャマーリらも言及しているので一応はオフィシャル・リリースのようですが、音圧の低さだったり、“Ugly”に参加しているミッシー・エリオットの名前をフィーチャリング・クレジットに記していなかったり、本当にマスター音源? 権利関係をちゃんとクリアしてるの?といった疑問符も。大体、アルバムのリード・シングルだった“Ugly”自体は、以前からミッシーのフィーチャリング・クレジット入りで(当時の所属レーベルであるElektraより)ちゃんと配信されているんですけど、このElektra版と聴き比べると明らかに音圧が違う(苦笑)。アートワークも当時のものから、謎のイラストに変更されています。



2019-06-02

[new music] DaniLeigh & Chris Brown, BJ The Chicago Kid, John Legend + more

・DaniLeigh feat. Chris Brown - "Easy (Remix)" (Def Jam Recordings / 2019-05-31)



Def Jam所属の新進R&Bシンガー/ラッパー、ダニレイが、昨年10月に発表したデビュー・アルバム『The Plan』収録のスロウジャム“Easy”に、新たにクリス・ブラウンを迎えたニュー・バージョンを発表。ダニレイも元々ダンサー出身ということで、パフォーマンスの面でも相性抜群ですね。  Amazon  iTunes

ちなみにこの曲、チェリッシュ(Cherish)のメンバーとして知られるファロン・キング(Fallon King)が新鋭クリス・クラーク(Chris Clark)と共にプロデューサーしたという点もポイント。



ダニレイは今年、“Lil Bebe”のラテン・リミックス、そしてトラップな“No Limits”と発表しています。

マイアミ出身のダニレイことダニエル・レイ・キュリエルは、ダンサーとしてキャリアをスタートさせ、ダンス・ユニット=カーリーフライズとして活動時にプリンスのもとでの活躍で知られる双子ダンサー・デュオのトゥインズから連絡を受け、弱冠18歳にしてプリンス“Breakfast Can Wait”のミュージック・ビデオの制作を依頼された逸話でも知られる女性。ダニは監督を務めただけでなく、プリンスに扮装したメインキャラクターとしてダンスも披露しています。




2019-05-26

[new music] Steve Lacy, Lucky Daye, Shay Lia + more

・Steve Lacy - 'Apollo XXI' (3qtr/AWAL / 2019-05-24)



ジ・インターネットの最年少メンバーにして、ケンドリック・ラマー、J・コール、マック・ミラー、ソランジュからヴァンパイア・ウィークエンドまでを手がける気鋭プロデューサーとしても活躍中のスティーヴ・レイシーが、21歳の誕生日(前日の5月23日)に合わせて、初のフル・アルバム『Apollo XXI』を発表しました。  Amazon  iTunes

スティーヴ・レイシーと言えば、2017年に発表したソロ・デビューEP『Steve Lacy’s Demos』を始め、自身のプロダクションはiPod touch/iPhone上で録音・制作していることで有名(2017年末にはTEDxTeenでスピーチも)ですが、今回も大半はiPhoneでプロデュースしたのだとか。



基本的にセルフ・プロデュースで、“Playground”ではジェシー・ボイキンス三世(Jesse Boykins III)がソングライティングに関与。また“Like me”にはLAのバンド=デイジー(DAISY)のフロントウーマンであるデイジー・ハメル(Daisy Hamel)をフィーチャーしており、“Amandla's Interlude”ではその名の通り、同年代の女優アマンドラ・ステンバーグ(『ハンガー・ゲーム』など)との会話が使用されています。
アーリー00sのネプチューンズ風な“Guide”、プリンスっぽい“Hate CD”など、これまでの彼らしさもありつつ、“Lay Me Down”あたりではジ・インターネットでも聞かせたメロウネスを発露、かと思うと“Basement Jack”や“Outro Freestyle”ではラップを聞かせ、“Love 2 Fast”ではインディ・ロック的な感触に(歌声を含めるとミゲルっぽくも)なるなど、自身の音楽性をさらに広く打ち出しています。ちなみに最後を飾る“4ever”では、自身が手がけたソランジュの“Exit Scott (interlude)”を使用していますね。

また本作は、事前にi-Dのインタビューでも明かされていたとおり、自身のセクシュアリティ(バイセクシュアル)にも言及した内容になっており、“Like me”ではカミングアウトに対する葛藤を歌っています。



なお、9月6日にRough TradeよりCDとLPが発売される予定で、ボーナストラック付き国内盤も発売予定となっています。



2019-05-25

[new music] Eric Benét, Tank & Chris Brown, Ty Dolla $ign + more

・Eric Benét - "Can't Stop" (X5 Music Group/Warner Music Group / 2019-05-10)



エリック・ベネイが“Can't Stop”を発表。これは、2001年にリリース予定だったもののお蔵入りした『Better & Better』のオープニングを飾る“I Can't Stop Thinking About You”を正式にリリースしたもの。  Amazon  iTunes



せっかくならこれを機に『Better & Better』の正式リリース(配信だけでも)を期待したいところですが、TwitterでRTしているとはいえ、本人があまり積極的に宣伝していないことを考えると、ベネイ自身はあまり気乗りしないのかも……。

とは言え、『Better & Better』の楽曲は半数が解禁済でもあり。“Pretty Baby”と“I Wanna Be Loved”が2005年作『Hurricane』に使用されたほか、“Spanish Fly”と“Sing to Me”が2008年作『Love & Life』に、さらに“Trippin'”と表題曲“Better & Better”が2010年作『Lost In Time』のiTunes限定デラックス版に、“Touching Again”が2012年作『The One』のiTunes限定デラックス版に収録されました。
ちなみにマイク・シティ制作の“Better & Better”はレイラ・ハサウェイが2004年作『Outrun The Sky』で歌っていることでも知られますね。




2019-05-22

[new music] Kan Sano, m-flo, SIRUP, AI + more

・Kan Sano - 'Ghost Notes' (origami PRODUCTIONS / 2019-05-22)



「DT pt.2」、「Sit At The Piano」といった先行曲がいずれも、今まさに話題のローファイ・ヒップホップ的な響きを持つインストものということで、「Mellow Beats」、「Jazz Vibes」といったSpotify公式の大型プレイリストにピックアップされるなど、国外でもヒットしているKan Sanoが、ついにニュー・アルバム『Ghost Notes』を発表。  Amazon  iTunes

作詞・作曲や、ドラム、ベース、ギター、トランペットなどの演奏、ボーカル、さらにはミックスまで自らこなすKan Sanoの最新作は、「DT pt.2」、「Sit At The Piano」のようなローファイ・ヒップホップなインストものや、「My Girl」のようなジャズ・フュージョン的なブギーもありつつ、原点だというネオ・ソウルの色濃いアルバム。Mikikiでも「20歳くらいの頃に聴いていたネオ・ソウルは自分のなかにしっかり息づいているんですけど、それをちゃんと作品にできていなかったので、今回は一つの形にしておきたいなと思っていました」と話しています。

さらに、アルバムの限定版にはディアンジェロ、アンソニー・ハミルトン、エイドリアナ・エヴァンス、ンデゲからサム・クック、スライ、マーヴィンといった楽曲を取り上げたカバー集のディスク2が同梱されていますよ。



なおKan Sanoは、今月27日(月)に開催されるトム・ミッシュの東京公演(ソールドアウト)および31日(金)のソウル公演で、トム・ミッシュ自身の指名で前座を務めます
トム・ミッシュは2016年11月、自身のお気に入り曲プレイリスト「real good shit」でKan Sanoの「Tenderness」と「Everybody Loves The Sunshine (Original Mix)」をピックアップしており、以前からKan Sanoを注目していたようですね。




2019-05-20

[new music] Montell Jordan, Yuna, Tuxedo + more

・Montell Jordan feat. Lecrae - "When I'm Around You" (Masterpeace Recordings / 2019-05-14)



モンテル・ジョーダンがついに世俗復帰。

2010年12月31日をもって「R&Bレコーディング・アーティストとしてこの音楽業界から引退する」と発表し、翌1月1日からジョージア州ノークロスのビクトリー・ワールド・チャーチという教会で牧師となっていたモンテル・ジョーダン。その後、Victory World Musicを立ち上げ、ゴスペル・アーティストとして2011年に『Shake Heaven』をリリースしたほか、2014年にライブ実況盤『Covered Live』、昨年も『Healed』といったレーベル・コンピが発表され、クリスチャン・ヒップホップ系のプロミス『TellAVision』(2016年)に参加するなど、“世俗”とは距離を置いてきました。

一方、代表的ヒット“This Is How We Do It”は90sリバイバルの波に乗って近年度々取り上げられるようになっており、2015年にはスーパーボウルのキャンペーンの一環で、バッファローウィングの専門チェーンである「バッファロー・ワイルド・ウィングス」の店内にて発売20周年を迎えた同曲をサプライズ披露する映像が発表されたほか、2013年のアルーナジョージのカバーに始まり、ケラーニ“How Do We Us”(2014年『Cloud 19』)、エリック・ベリンジャー“Text Threads”(2015年『Cuffing Season』)、ジャズ・カーティエ“How We Do It”(2016年『Hotel Paranoia』)でのサンプリングや、クリス・ブラウン“Go”(2015年『Before The Party』)、JR・カストロ“Right Away”(2016年 / 2017年『Sexpectations, Vol. 1』)での引用など、“This Is How We Do It”ネタは多々出現しています。つい最近も、フレッシュ・モードなるプロデューサーが“This Is How We Do It”のリメイクを発表したばかり。

こうした背景もあって?モンテル・ジョーダンがついにR&Bへと復帰。今年3月にR&Bアルバムをレコーディングしていることを明かしていたモンテルですが、5月14日、正式にニュー・シングル“When I'm Around You”を発表。
スティールパン的な音色は2010年代という感じですが、全体的には90年代の色濃いヒップホップ・ソウル的なサウンド。ルーベン・スタッダード作品も手がけたドレイマス・ロバーツ(Dramus Roberts)の名がソングライターにありますが、彼のプロデュースでしょうか。  Amazon  iTunes
ラッパーとして史上初めてグラミー最優秀ゴスペル・アルバム賞を手にしたレクレーをゲストに迎えているということで、準備中の新作はインスピレーショナルR&B路線になるのかもしれません。






2019-05-16

[new music] Ari Lennox, Leven Kali, Jamila Woods + more

・Ari Lennox - 'Shea Butter Baby' (Dreamville/Interscope Records / 2019-05-07)



J・コール率いるDreamville Recordsの紅一点、28歳の女性R&Bシンガー、アリ・レノックスの待望のデビュー・アルバムが到着。2015年末にDreamville入りが発表されて3年半、2016年10月にリリースされたデビューEP『Pho』から数えても2年半以上、ようやくといった感じですが、待った甲斐があっただけのアルバムになっていますね。  Amazon  iTunes

2018年7月に発表された“Whipped Cream”、『クリード 炎の宿敵』のインスパイア盤『Creed II: The Album』(同年11月)に先行収録された表題曲“Shea Butter Baby”なども収録される全12曲。J・コール(J. Cole)と、Dreamvilleお抱えのプロデューサーであるエリート(Elite)がエグゼクティヴ・プロデューサーを務めており、アルバム全体はエリートとロン・ギルモア(Ron Gilmore)が中心となって手がけています。
ゲストも、“Shea Butter Baby”に参加しているJ・コール以外は、2017年にDreamville入りしたアトランタの新進気鋭ラッパー、J.I.Dと、身内でがっつり固めてますね。

“Whipped Cream”や、マセーゴ(Masego)らプロデュースの先行配信曲“Up Late”のような、エリカ・バドゥを想起させる彼女の歌声が映えるソウルフルなプロダクションを中心としつつ、初期ミッシー・エリオットっぽい“BMO”(ヴァースはちょっとアリーヤ“More Than A Woman”ぽくも)などの90s R&Bも感じられたり。今っぽいエッセンスは控えめに、オーセンティックなR&B作品として非常に充実した内容ですね。
31日にCD盤ヴァイナル盤も発売されるっぽい?






2019-05-13

[new music] Lizzo, Initial Talk, Kehlani + more

・Lizzo - "Juice (Breakbot Mix)" (Nice Life Recordings/Atlantic Recordings / 2019-05-10)



これはナイス・リミックス。リゾのメジャー・デビュー・アルバム『Cuz I Love You』からのリード曲であり、リゾにとって初めてR&Bチャート入りした(しかもトップ10入り)ヒットとなっている人気曲“Juice”を、ブレイクボットがリミックスしました。  Amazon  iTunes

元々がポップなディスコ・ファンクでしたが、近年のディスコ~ブギー再評価ムーブメントの一翼を担う仏DJ/プロデューサーが、ロボ声を交えながら80sな解釈を足しています。



リゾは4月にメジャー・デビュー・アルバム『Cuz I Love You』を発表。全米アルバム総合チャート(2019年5月4日付)初登場6位を記録しました。また5月3日には既発曲3曲を追加する形でデラックス・バージョンが発表されています(紹介済)。




[new music] Mary J. Blige & Nas, FlyLo & Anderson .Paak + more

・Mary J. Blige & Nas - "Thriving" (Republic Records / 2019-05-08)



新作3作を同時制作中らしいメアリー・J・ブライジが、ナズとのコラボ新曲を発表。先月、ナズとの合同ツアー〈The Royalty Tour〉を7月~9月に開催することをアナウンスしていましたが、これに合わせてコラボ曲“Thriving”が発表されました。  Amazon  iTunes

プロデュースは、2017年作『Strength of a Woman』にて“Thick Of It”や“Love Yourself”など5曲を手がけたDJ・キャンパー(D.J. Camper)。すっかり気に入られたようですね。
ソングライティングには、モニカの“Commitment”のプロデュースや、ビヨンセ&ジェイ・Z『EVERYTHING IS LOVE』、アリアナ・グランデ『thank u, next』などに関わってきたノヴァ・ウェーヴ(Nova Wav)のふたりが助力しているようです。
サンプリングしているのは、90s後半~00s初頭によくネタにされたラヴ・アンリミテッド(Love Unlimited)の“Under The Influence of Love”(73年作の表題曲)。しかしこうしたアーリー00sっぽい音、増えてますね。





昨年7月にファースト・チョイスのディスコ・クラシック“Dr. Love”をサンプリングした“Only Love”を発表していたメアリー・J。この時、Capitol RecordsからRepublic Recordsへ移籍していたことが明らかになっていました(親会社はどちらもUniversal Music Group)。
そして今年2月にはTV番組で「アルバム2枚を制作中なの」と発言。さらに3月には、A&Rのエディ・フォーセルが、スタジオ・セッションの模様を見せながら「アルバム3枚の同時制作」と言及しており、かつてないほどクリエイティブ・モードに入っている様子。

なお『マッドバウンド 哀しき友情』で女優としても評価されましたが、今年2月には同じくNetflixで出演ドラマ『アンブレラ・アカデミー』が配信。メインキャラクターのひとり、暗殺者のチャチャ役で出演しています。他にも映画/ドラマ出演が続々決まっており、女優仕事の間を縫ってレコーディングに勤しんでいるようですね。




2019-05-05

[new music] Collard, Tameka Tiny Harris, Raheem DeVaughn + more

・Collard - "Hell Song" (Lost Ones/Virgin EMI Records / 2019-05-01)



プリンス~ディアンジェロを思わせる密室ファンク感。Virgin EMIが昨年創設したばかりの新レーベル Lost Ones Recordingsに所属する新星(ジョシュア・)カラードが、5月10日にリリース予定のメジャー・デビュー・アルバム『Unholy』より新曲“Hell Song”を発表しました。  Amazon  iTunes



サウスロンドン発のシンガー/ラッパーである彼は、2016年にデビューEP『Clean Break』を発表後、2017年にインディからベッドルーム・バラード的な“Sofa”をリリース。昨年4月に発表した、プリンスに捧げたミニマルなバラード“Ode”で「A Colors Show」に出演したことでも知られるアーティスト。今年2月にリリースした、ソランジュ以降の静謐かつアンビエントな空気を持つ“Warrior Cry”でメジャー・デビューを飾っています。
『Unholy』には“Warrior Cry”以降の楽曲が収録される見込み。“Sofa”を始め、これまでの楽曲は全て新鋭ザック・ネイオム(Zach Nahome 読み方違うかも)が手がけており、彼の才能が発揮される作品ともなりそう。

“Hell Song”は、姉妹であるケイト・ステュワートなどを手がける若手プロデューサーでもあり、英DJ/プロデューサー・チーム=マッド・ティ―ス(Mad Teeth)の1/3としても活動しているデイヴィッド・ステュワート(David Stewart)――ユーリズミックスのデイヴ・ステュワートではありません――も手助けした楽曲。
ディアンジェロやプリンスを自分のヒーローに挙げるコラードにぴったりのファンク・チューンですが、今こういうアプローチを取るのはチャイルディッシュ・ギャンビーノ『"Awaken, My Love!"』の影響もありそう、などと思ったり。




2019-05-04

[new music] Tank and the Bangas, Alex Isley, + more

・Tank and the Bangas - 'Green Room' (Verve Forecast / 2019-05-03)



タンク・アンド・ザ・バンガスが待望のメジャー・デビュー・アルバム『Green Room』を発表。

テリアナ“タンク”ボール(Tarriona "Tank" Ball)をリーダーとして2011年に結成されたニューオーリンズのバンドである彼らは、ライブを重ねて地道にファン層を広げ、2013年末に『Think Tank』を自主リリース。「ガンボ」のようにファンク、ゴスペル、ジャズ、ロック、ニューオーリンズ・バウンスなど様々なジャンルが渾然一体となった音楽性と、そのライブ・パフォーマンスで徐々に話題を呼び、2014年にはライブ盤『The Big Bang Theory: Live at Gasa Gasa』も発表しています。

大ファンだと公言するノラ・ジョーンズが彼らのニューオーリンズでの公演にサプライズ出演するなど、ミュージシャンや批評家からの評価も集めていったタンク・アンド・ザ・バンガスですが、転機となったのは2017年。
NPRの人気企画「Tiny Desk Concert」の一般オーディションに挑戦したところ、オーディションの審査員のひとりだったスター・ジー・ボス(元ジー・サティスファクション)にも絶賛され、6000組以上の応募の中から出演権を獲得。そのライブ映像が3月に公開されると、あのチャンス・ザ・ラッパーを始め、一気に彼らへの賛辞が寄せられました。



そして2018年3月、Verve Forecastとのメジャー契約が発表され、4月にはメジャー・デビュー曲“Smoke.Netflix.Chill”を発表。また、レコード・ストア・デイには2017年に録音されたライブ盤『Live Vibes』が発売されるなど一気に動き出し、ついに『Think Tank』以来5年以上ぶりのオリジナル新作であり、メジャー・デビュー・アルバムとなる『Green Room』が発表となったわけです。 Amazon  iTunes



名曲“Smoke.Netflix.Chill”を始めとして本人たちも大部分でプロデュースを担っていますが、さすがはメジャー・デビュー作だけあって、ジャック・スプラッシュ(Jack Splash)、マーク・バトソン(Mark Batson)、ロバート・グラスパー(Robert Glasper)にゼイトーヴェン(Zaytoven)といった豪華な外部プロデューサーも迎えており、“ガンボ・ソウル”な彼らの音楽性をより鮮やかに切り取っています。
一方、アレックス・アイズリー(Alex Isley)、同じニューオーリンズのペル(Pell)と、地に足ついたゲストの人選も素敵です。

なお、やはりと言うべきか、Verve Forecast契約前に自主リリースされた“QUICK”(2017年)は未収録となっています。
しかし、彼らの最大の魅力はやはりライブ・パフォーマンスであり、5月8日に日本盤も出ることを考えると、初来日公演の吉報を早く聞きたいものです。




2019-04-26

[new music] FKA twigs, Flying Lotus, James Blake + more

・FKA twigs - "Cellophane" (Young Turks Recordings / 2019-04-24)



FKAトゥイグスが3年以上ぶりとなる新曲“Cellophane”を発表。  Amazon  iTunes

2016年に発表した“Good to Love”もバラード調でしたが、今回の「セロハン」はさらにエモーショナルなピアノ・バラード。ケイト・ブッシュあたりも想起させます。
トゥイグスと共にこれをプロデュースしたのは、フランク・オーシャンの“Chanel”やケヴィン・アブストラクト『American Boyfriend: A Suburban Love Story』などを手がけてきたジェフ・クラインマン(Jeff Kleinman)とマイケル・ウゾウール(Michael Uzowuru)のチーム。
ビヨーク仕事で知られるアンドゥルー・トーマス・フアン監督によるミュージックビデオはさすがの世界観です。



さて、沈黙を破ったトゥイグスですが、新作云々の情報は今のところ無し。しかし、“Cellophane”のリリースにあたってポスターをばら撒くキャンペーンが行われているほか、5月からLA、べルリン、ロンドン、シドニーの4都市で開催されるコンサートには「FKA twigs / Magdalene」という文字が躍っていることから、なんらかの動きがあることに期待したいですね。




[new music] BJ The Chicago Kid, Lucky Daye, Jordan Rakei + more

・BJ The Chicago Kid - "Time Today" (Motown Records / 2019-04-26)





BJ・ザ・シカゴ・キッドが新曲“Time Today”を発表。アンドレ・ハリス(Andre Harris)と盟友ジェイラス“J・モー”モージー(Jairus "J.Mo" Mozee)によるプロデュースで、ディアンジェロやマーヴィン・ゲイを敬愛するBJのソウルネス溢れる1曲です。ソングライティングでも関わっているゴールディ(Gabrielle "Goldie" Nowee)のコーラスの絡み方もよいですね。  Amazon  iTunes

BJは今夏にニュー・アルバム『1123』をリリース予定で、この“Time Today”は先行曲という扱い。昨年5月には3曲入りEP『Opening Ceremony』、今年3月にはエラ・メイ“Close”のカバーを発表していましたが、これらは収録されるんでしょうか。アルバムの詳細はまだ不明です。



[new music] BananaLemon, SIRUP, Da-iCE, +more

・BananaLemon - "#Slaysian" (BananaLemon / 2019-04-26)



東京発のガールズ・グループ、BananaLemon (バナナレモン)の新曲は、25日に開催された単独公演〈The Final Game〉でいち早くお披露目されていたもの。元Def WillのLetyを新メンバーに加え、アンクルン(インドネシアの打楽器)のオリエンタルな響きが印象的なトラップ・ビートに乗せて「イケてるアジア人」を掲げる姿が激ドープ。バナレモの曲で一番好きかもしれない。2分未満という短さ、MVの映像も非常に“今”という感じ。



ラップと歌の両刀で、ブラジル生まれ、日本語・韓国語・ポルトガル語・英語のクアドリンガル(!)という強力な新メンバーの加入によってバナレモ新章は大きな飛躍が期待できそう。先日MVの再生回数が100万回を突破した「GIRLS GONE WILD」も、ブラジルやアメリカからの反響が大きかったと言うし。  Amazon  iTunes




2019-04-19

[new music] Lo Boii, Chris Brown, Olivia Nelson + more

・Lo Boii (Corey Latif & Aalias) - "Floor Seats" (Lo Boii / 2019-04-19)



故テディ・ペンダーグラスに師事したことでも知られるR&Bシンガー/ソングライター、ラティーフが、新グループ「ロー・ボーイ」でアーティストとして再始動。エミネム+リアーナの全米ナンバーワン・ヒット“The Monster”でコ・プロデュースを務めたことで知られる若手プロデューサーのエーリアスとのタッグです。

その第一弾となる“Floor Seats”は、あの“Change The World”を大胆に拝借し、90sっぽさも湛えたメロウな楽曲。エリック・クラプトン版で有名な“Change The World”ですが、声の裏返り方のクセからしてベイビーフェイス版を意識しているのでしょうか。
公式サイトも立ち上がってますし、ロー・ボーイのさらなるリリースが楽しみです。  Amazon  iTunes





フィリー出身のコーリー・ラティーフ・ウィリアムス(Corey Latif Williams)は、2003年にMotown Recordsより「ラティーフ」名義で『Love In The First』を発表しアルバム・デビュー。
その後、『Love In The First』にも参加していたライアン・レズリー一派としてシェリー・デニス“I Love You”などのソングライティングを手がけたほか、ミュージック・ソウルチャイルドの“TeachMe”、クリス・ブラウンの“Damage”、フェイス・エヴァンスの“Gone Already”などに関与したのを経て、2010年に日本限定で『Love Is Love』をリリース。スターゲイト、ライアン・レズリー、アイヴァン&カーヴィン、T・タウンに、頭角を現す直前のヒット・ボーイまで参加した同作は、国内でヒットを記録。好評を受けて日本ではさらに2011年に『Love Life』、2013年に『IV Love』、2016年に『Love Language』とリリースを重ねています。
またソングライターとしても、アッシャー“Crash”(2016年作『Hard II Love』収録)など近年も変わらず活動を続けています。



[new music] RIRI, TOKYO CRITTERS, Kan Sano, +more

・RIRI, KEIJU, 小袋成彬 - "Summertime" (Sony Music Associated Records / 2019-04-17)

資生堂「アネッサ」CMソングのためのスペシャル・コラボがようやく配信(小袋成彬プロデュース)。リリースまでだいぶん待たされましたね。  Amazon  iTunes




2019-04-18

[new music] Beyoncé - 'HOMECOMING: THE LIVE ALBUM'

・Beyoncé - 'HOMECOMING: THE LIVE ALBUM' (Parkwood Entertainment/Columbia Records / 2019-04-17)



ついにあの「Beychella」に迫るNetflixドキュメンタリー『HΘMΣCΘMING: A Film by Beyoncé』(邦題は『HOMECOMING: ビヨンセ・ライブ作品』……他に言い様があるだろうに)が17日に解禁!に合わせてライブ・アルバム『HΘMΣCΘMING: THE LIVE ALBUM』も登場。  Amazon  iTunes

デスチャ再集結のあの場面も含めて当然すべてが収められているわけですが、取り急ぎ注目したいのは、2曲のボーナストラック。