2019-11-20

Sheléaについて知っておくべき7つのこと

シェレイアというアーティストをご存知でしょうか。

Sheléa Frazier & Quincy Jones

クインシー・ジョーンズ、デイヴィッド・フォスター、スティーヴィー・ワンダー、ジミー・ジャム&テリー・ルイス、ナラダ・マイケル・ウィルデン……数々の大御所がこぞってその才能を買うシンガー・ソングライター、Sheléa Melody Frazier。
今回はこの才女、シェレイア・メロディ・フレイジャーを、7つのポイントに分けてご紹介します。

1. クインシー・ジョーンズとデイヴィッド・フォスターが後押ししている才女
2. スティーヴィー・ワンダーもお気に入り
3. ジャム&ルイスのFlyte Tymeに所属していた
4. シャンテ・ムーアのプロデュースも務めた
5. ブライアン・マクナイトのレーベルと契約直前だった過去も
6. 最新作にはスティーヴィー、テイク6、カーク・ウェイラムら参加
7. クラーク・シスターズの伝記ドラマでドゥリンダ・クラーク・コール役に抜擢


※長文なので面倒くさい人はこの動画だけ観ても彼女の魅力が伝わるはず(さらに時間がない方は7:57~から観ましょう)


2019-07-09

[news] BNHがケンドリック・ラマーをカバー&新作発売決定、ミゲル初来日公演が10月に + more

ブラン・ニュー・ヘヴィーズ5年ぶり新作にエンディア、サイーダ・ギャレット、さらにマーク・ロンソン、アンジー・ストーン、ビヴァリー・ナイトらも参加



ヤン・キンケイドの脱退により、サイモン・バーソロミューとアンドゥルー・レヴィの2人組となったブラン・ニュー・ヘヴィーズ(The Brand New Heavies)が、前作よりおよそ5年ぶり、デュオとしては初となる新作『TBNH』をアナウンス。なんとAcid Jazz Recordsからのリリースとなります。  Amazon  iTunes

Acid Jazzからのリリースは(再発を除けば)来日公演のライブ盤『Shibuya 357』以来、実に12年以上ぶりでしょうか。
リード曲としてすでに、「ヘヴィーズと言えばこの人」エンディア・ダヴェンポート(N'Ddea Davenport)をフィーチャーした“Getaway”が4月に発表されていましたが、新たにマーク・ロンソン(Mark Ronson)がプロデュースした新曲“These Walls”が登場。ケンドリック・ラマー曲のリメイクということで、話題を呼びそう。





『TBNH』は9月6日発売予定ですが、日本盤は8月7日に先行発売予定。8月10日(土)~12日(月・祝)にブルーノート東京で開催予定の来日公演に間に合うだけでなく、ボーナストラック2曲追加収録となります。

さらに。このニュー・アルバム『TBNH』は、エンディア・ダヴェンポートの再登板だけでなく、名曲“You Are The Universe”を生んだサイーダ・ギャレット(Siedah Garrett)が久々に参加。
さらに、アンジー・ストーン(Angie Stone)、ビヴァリー・ナイト(Beverley Knight)、ジャック・ナイト(Jack Knight)、ハニー・ラロシェル(Honey Larochelle)、アンジェラ・リッチ(Angela Ricci)らをフィーチャー。ジャック・ナイトって主に90年代にBad Boy周りで活躍したあの?!というあたりも気になりますが、ともかく豪華な内容です。

アンジェラ・リッチはロンドンの若手ジャズ系シンガーで、ヘヴィーズの新たなボーカル。8月の来日公演も彼女を連れてやってきます。





2019-07-03

[news] SZA、デュア・リパらプライムデー・コンサート出演、ユナの初来日決定 + more

SZA、デュア・リパらが今年のAmazonプライムデー・コンサートに出演



年に一度のプライム会員大感謝祭、Amazonプライムデーが今年は7月15日(月・祝)と16日(火)に開催されます。
これに合わせ、プライムデーを盛り上げるプレ・イベントとして、プライムデー・コンサートが今年も開催。今年は米時間で10日夜に開催されます。昨年はアリアナ・グランデがヘッドライナーを務めましたが、今年は新作『Lover』のリリースを8月23日に控えるテイラー・スウィフト(Taylor Swift)がヘッドライナーに。  Amazon  iTunes
さらに、SZA (シザ)、デュア・リパ(Dua Lipa)、そしてベッキー・G (Becky G)のライブ・パフォーマンスが予定されています。昨年もアリアナ、アレッシア・カーラ、ジュリア・マイケルズ、ケルシー・バレリーニというラインナップでしたが、女性縛りなのは何か意味があるのでしょうか。
プライムデー・コンサートは日本では11日(木)午前10時から始まる予定です。

なおSZAもデュア・リパも新作が待たれており、SZAは5月末に“Brace Urself”という新曲のビデオ撮影予定を明かすなど動きを見せていることから、新曲パフォーマンスにも期待が高まるところ。デュア・リパもまた、最近もナイル・ロジャースとのスタジオ入りを明かしたりとレコーディング中であることを隠していません。





2019-06-24

[live videos] メアリー・J、カーク・フランクリン、H.E.R.、リゾら〈BET Awards 2019〉ライブ映像



〈BET Awards 2019〉が23日にLAで開催され、そのライブ映像が公開されているのでまとめてお届け(全てではありませんが)。

功労賞であるLifetime Achievement Awardを今回授与されたメアリー・J・ブライジ(Mary J. Blige)によるスペシャルなステージが今回の目玉。



パフィによる紹介Vに始まり、“My Life”、“No More Drama”、“I'm Goin' Down”、“Real Love”、“Reminisce”、“You Remind Me”、“Be Happy”、“Love No Limit”と数々の名曲、ヒットを次々と披露していきます。
そして“I Can Love You”ではリル・キム(Lil Kim)が登場! 続けて今度はメソッド・マン(Method Man)を迎えての“I'll Be There for You/You're All I Need to Get By”。そして最後は“Just Fine”で締め括られました。
最大のヒットである“Be Without You”をあえて省き、ほぼ90年代の曲で統一したステージ。パフィも「クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル」として紹介していたため、90年代に与えた彼女のインパクトに焦点を当てた企画なのでしょう(ファッションも『Share My World』期の雰囲気)。

ちなみに賞のプレゼンターはリアーナが務めました



2019-06-18

[live videos] MTV Movie & TV Awardsでのリゾとバズィーによるライブ映像

〈MTV Movie & TV Awards〉が17日に開催されたのですが、そこでのライブ映像が公開されているのでご紹介。リゾ(Lizzo)とバズィー(Bazzi)がパフォーマンスを披露しました。

リゾは最新作『Cuz I Love You』より“Juice”を披露。途中で『天使にラブ・ソングを2』の“Joyful Joyful”の際の名シーンを思わせる「ラララララ……」のパートが出てくるのもいいですね。



ちなみに『Cuz I Love You』はデラックス版(紹介済)がすぐに登場しましたが、珍しくフィジカルCDでもデラックス版発売されてるんですね。こういうのは大体デジタルだけなので、ちょっと意外ですが、彼女のファン層がCD派が多いことが窺えます。  Amazon  iTunes


[news] エラ・メイ、ミュージック・ソウルチャイルド、SWV来日決定 + more

エラ・メイ、初来日公演が10月に東京と大阪で決定




“Boo'd Up”が昨年最大級のR&Bヒットとなり(2018年の米Billboard年間総合ランキングで15位)、米R&B/ヒップホップ・エアプレイ・チャートでは16週連続1位を達成して女性アーティストの歴代1位記録を更新(総合でも歴代2位に)、今年の第61回グラミー賞では最優秀R&Bソング賞に輝いたエラ・メイ。  Amazon  iTunes

まさに今のR&Bを代表する存在と言える24歳が、ついに初来日。10月31日(木)に大阪 なんばHATCHにて、11月1日(金)に東京は国際フォーラムホールAにて単独公演を行います。国際フォーラムの「ゴールド指定席¥14,000」はなかなかのアレですが……(そもそもゴールド指定席って何だろう)、コーチェラでのパフォーマンスも記憶に新しい中、旬のタイミングでの来日はとても嬉しいですね。





2019-06-17

[new music] Gallant, Common, YBN Cordae, Free Nationals + more

・Gallant - "Sharpest Edges" (Mind of a Genius/Warner Records / 2019-06-14)



ガラントが、ついに待望のニュー・アルバムをアナウンス。タイトルやリリース時期等はまだ不明ですが、「ニュー・アルバムからの最初の曲」として新曲“Sharpest Edges”が発表されています。
盟友スティント(Stint)のプロデュースによるこの曲、80sな雰囲気のあるリズミカルな楽曲で、ジャネットあたりのポップさも感じられるのが新路線のようでもあり。  Amazon  iTunes

彼は、新作の方向性を探るためこれまで100曲以上を書いており、「このアルバムにたどり着くまで、それぞれ全く違うパレットで描かれた3作のアルバムが出来た感じ」なのだそう。またこの“Sharpest Edges”こそスティント制作曲ですが、新作では様々なプロデューサーと組んでみたのだそうで、デビュー・アルバムにしてグラミー候補にもなった前作『Ology』とは違う音世界を切り拓いていると見られます。



ガラントは、昨年4月にスティントら制作の“Gentleman”、5月にはポップ畑のジュリアン・ブネッタら制作の“Doesn't Matter”と、彼らしいバラードを続けて発表。それぞれ、T・ペイン参加バージョンエイサップ・ファーグ参加バージョンも発表されました。また8月に“Haha No One Can Hear You!”、9月にはスフィアン・スティーヴンスらをゲストに迎えた“TOOGOODTOBETRUE”とスティント制作曲をリリースしていますが、この2曲についてはアートワークに「This Song Does Not Fit」と記していたため、新作には未収録となりそう。
3年以上ぶりとなるニュー・アルバムは年内リリース予定です。



2019-06-13

[new music] Erykah Badu & James Poyser, Amber Mark, Chris Brown + more

・Erykah Badu feat. James Poyser - "Tempted" (Bardonia Productions/Yep Roc Records / 2019-06-03)

Erykah Badu for New York Times (photo by Erik Carter)

エリカ・バドゥが新曲を発表。……と言ってもこれは、英ベテラン・バンド=スクイーズの81年のシングル“Tempted”のカバーで、元々は4月のレコードストア・デイ(以下RSD)でYep Roc Recordsより3500枚限定で発表されていた7インチ・シングル。ザ・ルーツ(The Roots)よりジェイムズ・ポイザーをフィーチャーしたこのカバーが、この6月になって一般解禁されたというわけです。  Amazon  iTunes



Yep Rocの説明によれば、ジェイムズ・ポイザーに加えて、サンダーキャット(Thundercat)、デリック・ホッジ(Derrick Hodge)、そしてアリ・ジャクソン(Ali Jackson)らが演奏で参加しているとか。豪華~



2019-06-09

[news] ラファエル・サディーク新作が8月に、チャンス・ザ・ラッパー×SWV + more

・ラファエル・サディークが8年以上ぶり新作を8月に



ラファエル・サディーク(Raphael Saadiq)が、ついに『Stone Rollin'』以来となる8年以上ぶりのニュー・アルバム『Jimmy Lee』を8月23日にリリースするとアナウンス! 
合わせてリード曲“Something Keeps Calling”が発表されました。ベテラン・ギタリストのロブ・ベーコン(Rob "Fonksta" Bacon)がフィーチャリングとしてクレジットされています。ロブ・ベーコンは、90年代からDJクイック作品を始め数々のレコーディングに参加し、ラファエル作品でも“Get Involved”やルーシー・パール“Trippin'”など多数の楽曲でギターを披露している人物です。

待望の新作『Jimmy Lee』には、ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)、ATCQのアリ・シャヒード(Ali Shaheed Muhammad)、J・デイヴィのブルック・ドゥルー(Brook D’Leau)らが参加しているとか。  Amazon  iTunes



ラファエルの新作については、『Stone Rollin'』発売からおよそ1年後の2012年から制作が伝えられており(この時チャカ・カーンのプロデュースもしたという話でしたが、その楽曲はいずこ……)、2015年には「年内に出るでしょう」との発言がありながら、音沙汰が途絶えました。
その後、映画『マッドバウンド 哀しき友情』に提供した、メアリー・J.ブライジが歌う主題歌“Mighty River”が第90回アカデミー賞で最優秀オリジナル・ソング賞の候補となり初のオスカー・ノミネートを手にしたタイミングで数々受けた昨年2月のインタビューの中では、ソランジュ『A Seat At The Table』などのプロデュース業で自身の制作は断続的になっていたことを明かしつつ、「あと3ヶ月以内には完成させたい」と言及。昨年11月には、新作のタイトルが、薬物中毒で亡くなった兄の名を冠した『Jimmy Lee』になることも明かされていましたが、いよいよ登場です。

なお、アリ・シャヒードがエイドリアン・ヤングと共にスコアを手がけていたNetflixドラマ『ルーク・ケイジ』(2016年)の中でラファエルは未発表曲“Angel”を披露していましたが、『Jimmy Lee』のトラックリストには見当たらず。そのアリ・シャヒードとは、「アリと一緒に、“サディーク&シャヒード”というプロジェクトをやっている」、「一緒にアルバムを作ろうとしているんだ」などと昨年話していましたが、こちらは実現するんでしょうか。




2019-06-08

[new music] Kiana Ledé, The HamilTones + more

・Kiana Ledé - 'Myself' (The Heavy Group/Republic Records / 2019-06-07)



22歳の新進女性R&Bシンガーにして女優のキアーナ・レデイが、ニューEP『Myself』を発表。  Amazon  iTunes

昨年7月にリリースされたEP『Selfless』からのリード曲として“EX”が反響を呼んだことで知られる彼女、この“EX”は今年になってフレンチ・モンタナ参加バージョンやリル・ベイビー参加バージョンも発表されていますが、まだまだ推していくようで、このEP『Myself』にも再収録されています。
“EX”の共同プロデューサーでもあるチェルシー・レナ(Chelsea Lena)が、オフセット(Offset)参加の“Bouncin”や“Heavy”のソングライティングに参加。いずれもボストン(Boston)なるプロデューサーが手がけていますが、特に後者の“Heavy”は“EX”に通ずるアコギ主体のスロウで、“Heavy”のほうが90s色強め。

他にも、クリス・ブラウン“Questions”などを手がけてきたB・ハム(B Ham)、全米チャート最高11位を記録したバズィーの“Mine”仕事などで知られるライスン・ピーズ(Rice N’ Peas)、カリード&ノーマーニ“Love Lies”やカリード『Suncity』などを手がけたディジ(Digi)らが制作に参加しています。



2019-06-06

[new music] SIRUP, Nai Br.XX & Celeina Ann, BoA + more

・SIRUP - 'FEEL GOOD' (A.S.A.B / 2019-05-29)



SIRUP (シラップ)がついにフル・アルバム『FEEL GOOD』を発表。  Amazon  iTunes

Honda「VEZEL TOURING」TVCMソングにも抜擢された「Do Well」のヒット(J-WaveのTokio Hot 100では2018年の年間チャート入りも)、そしてYou Tubeジャパンの「Artists to Watch」にも取り上げられるなど、今もっとも勢いがあると言っても過言ではないSIRUP。



2019-06-03

[new music] Blaque - 'Torch'

・Blaque - 'Torch' (Blaque/The Move Entertainment / 2019-05-31)



ブラック(・アイヴォリー)のお蔵入り作『Torch』がついにリリース。  Amazon  iTunes



TLCの妹分的な存在として、レフト・アイの後見を受けてナティーナ・リード、ブランディ・ウィリアムス、シャマーリ・フィアースという3人組で1999年に『Blaque』でデビューしたブラック。
R・ケリーら制作の“808”やインシンク参加の“Bring It All To Me”などがヒットとなり、映画『チアーズ!』にライバル役で出演するなどポップR&Bの新星グループとして注目を浴びたものの、2002年に発売予定だった2ndアルバム『Blaque Out』は音源流出などの問題でお蔵入り、そして2003年に発売予定だったElektra移籍作『Torch』も頓挫。翌年、映画『Honey』(邦題『ダンス・レボリューション』……)に提供したロドニー制作の“I'm Good”がそこそこ話題になったものの、2004年10月にElektraのボスだったシルヴィア・ローンが同レーベルを辞めてMotown社長に転身した影響もあって『Torch』は結局お蔵入り&Elektraをクビ、と不遇続きだった彼女たち。
2012年10月にはナティーナが32歳の若さで事故死し、遺されたブランディとシャマーリ(ニュー・エディションのロニー・デヴォーと2006年に結婚)で活動していましたが、『Blaque Out』の解禁(後述)に続いて、ついに3rdアルバム『Torch』が蔵出しされました。これは、デビュー・アルバム『Blaque』が1999年6月1日発売ということで、この発売20周年を記念したもの。

ブランディやシャマーリらも言及しているので一応はオフィシャル・リリースのようですが、音圧の低さだったり、“Ugly”に参加しているミッシー・エリオットの名前をフィーチャリング・クレジットに記していなかったり、本当にマスター音源? 権利関係をちゃんとクリアしてるの?といった疑問符も。大体、アルバムのリード・シングルだった“Ugly”自体は、以前からミッシーのフィーチャリング・クレジット入りで(当時の所属レーベルであるElektraより)ちゃんと配信されているんですけど、このElektra版と聴き比べると明らかに音圧が違う(苦笑)。アートワークも当時のものから、謎のイラストに変更されています。



2019-06-02

[new music] DaniLeigh & Chris Brown, BJ The Chicago Kid, John Legend + more

・DaniLeigh feat. Chris Brown - "Easy (Remix)" (Def Jam Recordings / 2019-05-31)



Def Jam所属の新進R&Bシンガー/ラッパー、ダニレイが、昨年10月に発表したデビュー・アルバム『The Plan』収録のスロウジャム“Easy”に、新たにクリス・ブラウンを迎えたニュー・バージョンを発表。ダニレイも元々ダンサー出身ということで、パフォーマンスの面でも相性抜群ですね。  Amazon  iTunes

ちなみにこの曲、チェリッシュ(Cherish)のメンバーとして知られるファロン・キング(Fallon King)が新鋭クリス・クラーク(Chris Clark)と共にプロデューサーしたという点もポイント。



ダニレイは今年、“Lil Bebe”のラテン・リミックス、そしてトラップな“No Limits”と発表しています。

マイアミ出身のダニレイことダニエル・レイ・キュリエルは、ダンサーとしてキャリアをスタートさせ、ダンス・ユニット=カーリーフライズとして活動時にプリンスのもとでの活躍で知られる双子ダンサー・デュオのトゥインズから連絡を受け、弱冠18歳にしてプリンス“Breakfast Can Wait”のミュージック・ビデオの制作を依頼された逸話でも知られる女性。ダニは監督を務めただけでなく、プリンスに扮装したメインキャラクターとしてダンスも披露しています。




2019-06-01

[news] プリンスによる他アーティスト提供楽曲オリジナル・デモ発売決定 + more

プリンスが他のアーティストに提供した楽曲を自ら歌ったデモ音源集が6月発売



シーラ・Eの“The Glamorous Life”、バングルスの“Manic Monday”(『アンダー・ザ・チェリー・ムーン』で演じたクリストファー名義)、ザ・タイムの“Jungle Love”(クレジット上はモーリス・デイとジェシー・ジョンソンの共作)、アポロニア6の“Sex Shooter”(クレジット上はアポロニア作)を始め、ジル・ジョーンズ、ヴァニティ6、ケニー・ロジャースらに提供したプリンス(Prince)楽曲のオリジナル・デモ音源が蔵出し。『Originals』というタイトルで、6月にリリースされることが発表されました。

エステート側でこうしたプロジェクトを取り仕切っているトロイ・カーター曰く、いずれも完成された音源のものを選び抜いたそうで、「ボーカルが雑なものは収録しない」とクオリティを保証しています。また、1981年~85年に制作された音源がほとんどですが、唯一、マルティカが歌った“Love … Thy Will Be Done”(91年)については、TIDALを仕切るジェイ・Zが強く推したために収録されたのだとか。
昨年4月、命日に合わせて解禁された“Nothing Compares 2 U”のプリンスによるオリジナル・バージョンも収録されます。



この『Originals』は、プリンスの誕生日にあたる6月7日にTIDALで先行配信され、6月21日に一般発売される予定。
これは、昨年5月にTIDALとプリンス・エステートが発表していたプリンスの未発表音源作品を2019年にリリースするという話と合致しているものの、この時は「Warner Bros. Recordsと先に合意したプリンスのカタログは含まない」形でのリリースとされていましたが、『Originals』のCD発売はWarner Bros.が扱っているようで、着地点がやや変更になったということでしょうか。
なお、TIDAL独占先行配信が始まる前日となる6月6日には、LAにてイベントが開催され、ジェイ・Zがホストを務めるものもあるそう。

いずれにせよファン垂涎のリリース。もちろんCD、レコードでの発売もあります。同日発売される国内盤CDには、“Nothing Compares 2 U (Cinematic Version)”がボーナス収録される予定です。  Amazon

1. Sex Shooter (Apollonia 6, 1984 / original recorded in 1983)
2. Jungle Love (The Time, 1984 / original recorded in 1983)
3. Manic Monday (The Bangles, 1985 / original recorded in 1984)
4. Noon Rendezvous (Sheila E, 1984 / original recorded in 1984)
5. Make-Up (Vanity 6, 1982 / original recorded in 1981)
6. 100 MPH (Mazarati, 1986 / original recorded in 1984)
7. You’re My Love (Kenny Rogers, 1986 / original recorded in 1982)
8. Holly Rock (Sheila E, 1985 / original recorded in 1985)
9. Baby, You’re a Trip (Jill Jones, 1987 / original recorded in 1982)
10. The Glamorous Life (Sheila E, 1984 / original recorded in 1983)
11. Gigolos Get Lonely Too (The Time, 1982 / original recorded in 1982)
12. Love… Thy Will Be Done (Martika, 1991 / original recorded in 1991)
13. Dear Michelangelo (Sheila E, 1985 / original recorded in 1985)
14. Wouldn’t You Love to Love Me? (Taja Sevelle, 1987 / original recorded in 1981)
15. Nothing Compares 2 U (The Family, 1985 / original recorded in 1984)




2019-05-31

[live video] 2 Chainz & Amerie - "Rule The World"



2チェインズとエイメリーが共演。

人気TV番組『エレンの部屋』に出演した2チェインズが、最新作『Rap or Go to the League』より“Rule the World”のパフォーマンスを披露したのですが、アルバムに参加していたアリアナ・グランデに代わってステージに立ったのはエイメリー(39)!

2019-05-26

[new music] Steve Lacy, Lucky Daye, Shay Lia + more

・Steve Lacy - 'Apollo XXI' (3qtr/AWAL / 2019-05-24)



ジ・インターネットの最年少メンバーにして、ケンドリック・ラマー、J・コール、マック・ミラー、ソランジュからヴァンパイア・ウィークエンドまでを手がける気鋭プロデューサーとしても活躍中のスティーヴ・レイシーが、21歳の誕生日(前日の5月23日)に合わせて、初のフル・アルバム『Apollo XXI』を発表しました。  Amazon  iTunes

スティーヴ・レイシーと言えば、2017年に発表したソロ・デビューEP『Steve Lacy’s Demos』を始め、自身のプロダクションはiPod touch/iPhone上で録音・制作していることで有名(2017年末にはTEDxTeenでスピーチも)ですが、今回も大半はiPhoneでプロデュースしたのだとか。



基本的にセルフ・プロデュースで、“Playground”ではジェシー・ボイキンス三世(Jesse Boykins III)がソングライティングに関与。また“Like me”にはLAのバンド=デイジー(DAISY)のフロントウーマンであるデイジー・ハメル(Daisy Hamel)をフィーチャーしており、“Amandla's Interlude”ではその名の通り、同年代の女優アマンドラ・ステンバーグ(『ハンガー・ゲーム』など)との会話が使用されています。
アーリー00sのネプチューンズ風な“Guide”、プリンスっぽい“Hate CD”など、これまでの彼らしさもありつつ、“Lay Me Down”あたりではジ・インターネットでも聞かせたメロウネスを発露、かと思うと“Basement Jack”や“Outro Freestyle”ではラップを聞かせ、“Love 2 Fast”ではインディ・ロック的な感触に(歌声を含めるとミゲルっぽくも)なるなど、自身の音楽性をさらに広く打ち出しています。ちなみに最後を飾る“4ever”では、自身が手がけたソランジュの“Exit Scott (interlude)”を使用していますね。

また本作は、事前にi-Dのインタビューでも明かされていたとおり、自身のセクシュアリティ(バイセクシュアル)にも言及した内容になっており、“Like me”ではカミングアウトに対する葛藤を歌っています。



なお、9月6日にRough TradeよりCDとLPが発売される予定で、ボーナストラック付き国内盤も発売予定となっています。



2019-05-25

[new music] Eric Benét, Tank & Chris Brown, Ty Dolla $ign + more

・Eric Benét - "Can't Stop" (X5 Music Group/Warner Music Group / 2019-05-10)



エリック・ベネイが“Can't Stop”を発表。これは、2001年にリリース予定だったもののお蔵入りした『Better & Better』のオープニングを飾る“I Can't Stop Thinking About You”を正式にリリースしたもの。  Amazon  iTunes



せっかくならこれを機に『Better & Better』の正式リリース(配信だけでも)を期待したいところですが、TwitterでRTしているとはいえ、本人があまり積極的に宣伝していないことを考えると、ベネイ自身はあまり気乗りしないのかも……。

とは言え、『Better & Better』の楽曲は半数が解禁済でもあり。“Pretty Baby”と“I Wanna Be Loved”が2005年作『Hurricane』に使用されたほか、“Spanish Fly”と“Sing to Me”が2008年作『Love & Life』に、さらに“Trippin'”と表題曲“Better & Better”が2010年作『Lost In Time』のiTunes限定デラックス版に、“Touching Again”が2012年作『The One』のiTunes限定デラックス版に収録されました。
ちなみにマイク・シティ制作の“Better & Better”はレイラ・ハサウェイが2004年作『Outrun The Sky』で歌っていることでも知られますね。




2019-05-22

[new music] Kan Sano, m-flo, SIRUP, AI + more

・Kan Sano - 'Ghost Notes' (origami PRODUCTIONS / 2019-05-22)



「DT pt.2」、「Sit At The Piano」といった先行曲がいずれも、今まさに話題のローファイ・ヒップホップ的な響きを持つインストものということで、「Mellow Beats」、「Jazz Vibes」といったSpotify公式の大型プレイリストにピックアップされるなど、国外でもヒットしているKan Sanoが、ついにニュー・アルバム『Ghost Notes』を発表。  Amazon  iTunes

作詞・作曲や、ドラム、ベース、ギター、トランペットなどの演奏、ボーカル、さらにはミックスまで自らこなすKan Sanoの最新作は、「DT pt.2」、「Sit At The Piano」のようなローファイ・ヒップホップなインストものや、「My Girl」のようなジャズ・フュージョン的なブギーもありつつ、原点だというネオ・ソウルの色濃いアルバム。Mikikiでも「20歳くらいの頃に聴いていたネオ・ソウルは自分のなかにしっかり息づいているんですけど、それをちゃんと作品にできていなかったので、今回は一つの形にしておきたいなと思っていました」と話しています。

さらに、アルバムの限定版にはディアンジェロ、アンソニー・ハミルトン、エイドリアナ・エヴァンス、ンデゲからサム・クック、スライ、マーヴィンといった楽曲を取り上げたカバー集のディスク2が同梱されていますよ。



なおKan Sanoは、今月27日(月)に開催されるトム・ミッシュの東京公演(ソールドアウト)および31日(金)のソウル公演で、トム・ミッシュ自身の指名で前座を務めます
トム・ミッシュは2016年11月、自身のお気に入り曲プレイリスト「real good shit」でKan Sanoの「Tenderness」と「Everybody Loves The Sunshine (Original Mix)」をピックアップしており、以前からKan Sanoを注目していたようですね。




2019-05-20

[news] アフター7のメルヴィン死去、ホイットニー「新作」 + more

ベイビーフェイスの兄、メルヴィン・エドモンズ(アフター7)死去



ベイビーフェイス(Kenny "Babyface" Edmonds)の兄であり、アフター7 (After 7)のメンバーでもあったメルヴィン・エドモンズ(Melvin Edmonds)が他界。65歳でした。
現地時間で5月18日(土)に息を引き取ったことを、息子のジェイソンが認めたとのことです。
[5/21 追記:公式でメルヴィン逝去が報告されました]


2000年代半ばから、再始動したアフター7にはメルヴィンの代わりに息子のジェイソン(Jason Edmonds)がメンバーとなっており、どうやら体調面の問題があるらしいことは伝わっていました。
そして2015年にアフター7のカムバック曲“I Want You”が発表された際は、ベイビーフェイス&ダリル・シモンズ制作という点はもちろんのこと、メルヴィンの参加もファンを喜ばせたもの。翌年発表された20年以上ぶりの新作『Timeless』にも参加していました。
一方、本格的なカムバックの動きを見せていた2015年には、メルヴィンのドラッグ問題についてケヴォン(Kevon Edmonds)が語っています。曰く、アフター7を脱退したのは、「ろくな支払いもなく、守ってもくれない音楽業界に身を置くことに疲れたから」であり、「ドラッグ問題が(脱退の)理由ではない。確かに兄は時にドラッグと闘ってきたけれど」。これは、ケヴォンがソロに転じた90年末に一度グループは分裂、メルヴィンは他の2人と不仲であり、脱退してトラックの運転手として働きだした(らしい)ことを指して言っているのでしょう。
しかし、2017年の『Unsung』(ドキュメンタリー番組)では、2009年の時点でアフター7の再結成も検討されていたものの、メルヴィンが2011年に脳卒中で倒れたことでメルヴィンの参加は見送られたこと、ツアーで度々倒れていたことなどが明かされており、ここ10年ほどは、ドラッグの影響によって体を壊していたと見られます。アフター7の復活にはメルヴィンを経済的に救う意図もあったのかもしれないと考えると、メルヴィンを加えた4人組になった理由も頷けますね。

1989年に『After 7』でデビューしたアフター7は、1990年に“Ready Or Not”、“Can't Stop”というトップ10ヒットを放って一躍人気グループに。90年代前半には他にも、“Nights Like This”、“Kickin' It”、“'Til You Do Me Right”などがR&Bチャートのトップ10ヒットとなりましたが、所属レーベルとの関係悪化から1995年の3rd『Reflections』をもって契約更新をせず、レーベルを離脱。1997年に発表されたベスト盤『The Very Best of After 7』にホール&オーツのカバー“Sarah Smile”が加わっていましたが、アフター7は活動休止状態に。
1997年の映画『ソウルフード』サントラでは、ベイビーフェイス、K-Ci&ジョジョ、ケヴォン、メルヴィンの5人組=マイルストーンとして“I Care About You”という曲が発表され、同年、ベイビーフェイスの『MTV Unplugged』でも披露。またケヴォンは1999年に『24/7』でソロ・デビューしてヒットとなりました。
2000年代半ばから少しずつですがライブ活動を再開させたアフター7には、前述のとおりメルヴィンの姿はなく、代わって息子のジェイソンが参加。2013年の来日公演も、メルヴィン不在でジェイソン参加というメンバー構成でした。
2015年末に“I Want You”の発表と共にメルヴィンも復帰しており、新たに4人組としてアフター7は再始動。2016年に『Timeless』を発表し、R&Bアルバム・チャート初登場4位に。また、アダルトR&Bエアプレイ・チャートでは、“I Want You”と“Let Me Know”が最高6位、“Runnin' Out”が最高3位と、およそ20年ぶりのヒットとなったほか、2018年には“Too Late”、“If I”も最高8位まで上昇するなど支持されていました。  Amazon  iTunes




[new music] Montell Jordan, Yuna, Tuxedo + more

・Montell Jordan feat. Lecrae - "When I'm Around You" (Masterpeace Recordings / 2019-05-14)



モンテル・ジョーダンがついに世俗復帰。

2010年12月31日をもって「R&Bレコーディング・アーティストとしてこの音楽業界から引退する」と発表し、翌1月1日からジョージア州ノークロスのビクトリー・ワールド・チャーチという教会で牧師となっていたモンテル・ジョーダン。その後、Victory World Musicを立ち上げ、ゴスペル・アーティストとして2011年に『Shake Heaven』をリリースしたほか、2014年にライブ実況盤『Covered Live』、昨年も『Healed』といったレーベル・コンピが発表され、クリスチャン・ヒップホップ系のプロミス『TellAVision』(2016年)に参加するなど、“世俗”とは距離を置いてきました。

一方、代表的ヒット“This Is How We Do It”は90sリバイバルの波に乗って近年度々取り上げられるようになっており、2015年にはスーパーボウルのキャンペーンの一環で、バッファローウィングの専門チェーンである「バッファロー・ワイルド・ウィングス」の店内にて発売20周年を迎えた同曲をサプライズ披露する映像が発表されたほか、2013年のアルーナジョージのカバーに始まり、ケラーニ“How Do We Us”(2014年『Cloud 19』)、エリック・ベリンジャー“Text Threads”(2015年『Cuffing Season』)、ジャズ・カーティエ“How We Do It”(2016年『Hotel Paranoia』)でのサンプリングや、クリス・ブラウン“Go”(2015年『Before The Party』)、JR・カストロ“Right Away”(2016年 / 2017年『Sexpectations, Vol. 1』)での引用など、“This Is How We Do It”ネタは多々出現しています。つい最近も、フレッシュ・モードなるプロデューサーが“This Is How We Do It”のリメイクを発表したばかり。

こうした背景もあって?モンテル・ジョーダンがついにR&Bへと復帰。今年3月にR&Bアルバムをレコーディングしていることを明かしていたモンテルですが、5月14日、正式にニュー・シングル“When I'm Around You”を発表。
スティールパン的な音色は2010年代という感じですが、全体的には90年代の色濃いヒップホップ・ソウル的なサウンド。ルーベン・スタッダード作品も手がけたドレイマス・ロバーツ(Dramus Roberts)の名がソングライターにありますが、彼のプロデュースでしょうか。  Amazon  iTunes
ラッパーとして史上初めてグラミー最優秀ゴスペル・アルバム賞を手にしたレクレーをゲストに迎えているということで、準備中の新作はインスピレーショナルR&B路線になるのかもしれません。






2019-05-16

[new music] Ari Lennox, Leven Kali, Jamila Woods + more

・Ari Lennox - 'Shea Butter Baby' (Dreamville/Interscope Records / 2019-05-07)



J・コール率いるDreamville Recordsの紅一点、28歳の女性R&Bシンガー、アリ・レノックスの待望のデビュー・アルバムが到着。2015年末にDreamville入りが発表されて3年半、2016年10月にリリースされたデビューEP『Pho』から数えても2年半以上、ようやくといった感じですが、待った甲斐があっただけのアルバムになっていますね。  Amazon  iTunes

2018年7月に発表された“Whipped Cream”、『クリード 炎の宿敵』のインスパイア盤『Creed II: The Album』(同年11月)に先行収録された表題曲“Shea Butter Baby”なども収録される全12曲。J・コール(J. Cole)と、Dreamvilleお抱えのプロデューサーであるエリート(Elite)がエグゼクティヴ・プロデューサーを務めており、アルバム全体はエリートとロン・ギルモア(Ron Gilmore)が中心となって手がけています。
ゲストも、“Shea Butter Baby”に参加しているJ・コール以外は、2017年にDreamville入りしたアトランタの新進気鋭ラッパー、J.I.Dと、身内でがっつり固めてますね。

“Whipped Cream”や、マセーゴ(Masego)らプロデュースの先行配信曲“Up Late”のような、エリカ・バドゥを想起させる彼女の歌声が映えるソウルフルなプロダクションを中心としつつ、初期ミッシー・エリオットっぽい“BMO”(ヴァースはちょっとアリーヤ“More Than A Woman”ぽくも)などの90s R&Bも感じられたり。今っぽいエッセンスは控えめに、オーセンティックなR&B作品として非常に充実した内容ですね。
31日にCD盤ヴァイナル盤も発売されるっぽい?






2019-05-15

[news] ジャネール・モネイ単独公演、ニック・ウェスト来日公演が決定

ジャネール・モネイ単独公演も決定


フジロックでの初来日が決定していたジャネール・モネイ(Janelle Monáe)、待望の単独公演も決定! フジロック直前の7月24日(水)にZepp ダイバーシティ東京にて一夜かぎりの単独公演が行われます。  Amazon  iTunes

なおフジロックでは初日26日(金)に出演予定。同日にはケミカル・ブラザーズ、ケイトラナダ、サブリナ・クラウディオ(初来日)、トロ・イ・モワらが出演します。
またフジロック全体では、ダニエル・シーザー(初来日)、フォニー・ピープル、ヴィンス・ステイプルズ、ジェイムス・ブレイク、シーア(初来日)らの出演も予定されています。






2019-05-13

[new music] Lizzo, Initial Talk, Kehlani + more

・Lizzo - "Juice (Breakbot Mix)" (Nice Life Recordings/Atlantic Recordings / 2019-05-10)



これはナイス・リミックス。リゾのメジャー・デビュー・アルバム『Cuz I Love You』からのリード曲であり、リゾにとって初めてR&Bチャート入りした(しかもトップ10入り)ヒットとなっている人気曲“Juice”を、ブレイクボットがリミックスしました。  Amazon  iTunes

元々がポップなディスコ・ファンクでしたが、近年のディスコ~ブギー再評価ムーブメントの一翼を担う仏DJ/プロデューサーが、ロボ声を交えながら80sな解釈を足しています。



リゾは4月にメジャー・デビュー・アルバム『Cuz I Love You』を発表。全米アルバム総合チャート(2019年5月4日付)初登場6位を記録しました。また5月3日には既発曲3曲を追加する形でデラックス・バージョンが発表されています(紹介済)。




[new music] Mary J. Blige & Nas, FlyLo & Anderson .Paak + more

・Mary J. Blige & Nas - "Thriving" (Republic Records / 2019-05-08)



新作3作を同時制作中らしいメアリー・J・ブライジが、ナズとのコラボ新曲を発表。先月、ナズとの合同ツアー〈The Royalty Tour〉を7月~9月に開催することをアナウンスしていましたが、これに合わせてコラボ曲“Thriving”が発表されました。  Amazon  iTunes

プロデュースは、2017年作『Strength of a Woman』にて“Thick Of It”や“Love Yourself”など5曲を手がけたDJ・キャンパー(D.J. Camper)。すっかり気に入られたようですね。
ソングライティングには、モニカの“Commitment”のプロデュースや、ビヨンセ&ジェイ・Z『EVERYTHING IS LOVE』、アリアナ・グランデ『thank u, next』などに関わってきたノヴァ・ウェーヴ(Nova Wav)のふたりが助力しているようです。
サンプリングしているのは、90s後半~00s初頭によくネタにされたラヴ・アンリミテッド(Love Unlimited)の“Under The Influence of Love”(73年作の表題曲)。しかしこうしたアーリー00sっぽい音、増えてますね。





昨年7月にファースト・チョイスのディスコ・クラシック“Dr. Love”をサンプリングした“Only Love”を発表していたメアリー・J。この時、Capitol RecordsからRepublic Recordsへ移籍していたことが明らかになっていました(親会社はどちらもUniversal Music Group)。
そして今年2月にはTV番組で「アルバム2枚を制作中なの」と発言。さらに3月には、A&Rのエディ・フォーセルが、スタジオ・セッションの模様を見せながら「アルバム3枚の同時制作」と言及しており、かつてないほどクリエイティブ・モードに入っている様子。

なお『マッドバウンド 哀しき友情』で女優としても評価されましたが、今年2月には同じくNetflixで出演ドラマ『アンブレラ・アカデミー』が配信。メインキャラクターのひとり、暗殺者のチャチャ役で出演しています。他にも映画/ドラマ出演が続々決まっており、女優仕事の間を縫ってレコーディングに勤しんでいるようですね。




2019-05-11

[news] RS誌が独自チャートを来週から開始、クリス・ブラウン新作発売日 + more

米Rolling Stone誌が独自チャートをスタートへ

米Rolling Stone誌が独自チャートをスタートへ

米Rolling Stone誌が独自のチャート「Rolling Stone Charts」を始めることが発表されました。13日(月)から始まり、楽曲のデイリー・チャート「Rolling Stone Top 100 Songs」とアルバムのウィークリー・チャート「Rolling Stone Top 200 Albums」を始め、「Rolling Stone Trending 25」、「Rolling Stone Breakthrough 25」といったウィークリー・チャートや、「Rolling Stone Artist 500」というチャートも用意されているとのこと。
もちろん、ビルボード・チャート対抗となるわけですが、特に楽曲はデイリー・チャートとなるところが特色ですね。移り変わりが激しい時代とは言え、ストリーミングの強さが牽引する形で最近はトップ10にあまり動きがないことも多く、デイリー・チャートが新鮮さを打ち出せるかどうか。
このローリングストーン・チャートは、Rolling Stoneを完全子会社化したPenske Media Corporationが昨年7月に戦略的投資を行ったAlpha Dataが提供するデータ(セールス、ストリーミング、エアプレイなど)を使用するとのこと。ビルボードはNielsen Musicなので、元データも異なることになります。また、ストリーミングの比重がどれぐらいになるかも鍵となりますが、このあたりの詳細はまだ不明。
とりあえず月曜(日本時間的には火曜かも)を待ちましょう。


2019-05-10

[news] ティナーシェ、アミーネ、ヴィンス・ステイプルズ来日決定 + more

ティナーシェ、日本で初の単独公演が決定

ティナーシェ、日本で初の単独公演が決定

ティナーシェ(Tinashe)の単独公演が決定! 

RCA在籍時代、2015年に(今は無き)〈SPRINGROOVE〉で初来日パフォーマンスを果たしたティナーシェ。翌2016年には5⽉17⽇・18日に渋⾕duo music exchangeでの2夜連続単独公演が予定されていたものの、「『Joyride』完成のため」世界ツアーそのものが延期ということで中止。ということでティナーシェにとって今回が初の単独公演となる予定。7月4日(木)に渋谷 WWW Xにて開催されます。

結局『Joyride』リリースまでも紆余曲折あり、昨年4月にようやく発売できたティナーシェは、ミックステープ『Nashe』を見据えて“Like I Used To”と“Throw A Fit”を7月に発表したものの、『Nashe』は発表されないまま、今年2月、RCAと決別したことを認めました。まぁ『Joyride』リリースの時からRCAへの不満を隠していませんでしたし。  Amazon  iTunes
しかし、今年1月には『Rent』のTV生放送ライブ『Rent: Live』でミミ役を演じたほか、変わらず制作を続けている様子を明かしたり、先月末には新曲?リリースを示唆するような映像を出したりと活発で、7月の公演までには何らかの動きを見せてくれそう。






2019-05-05

[new music] Collard, Tameka Tiny Harris, Raheem DeVaughn + more

・Collard - "Hell Song" (Lost Ones/Virgin EMI Records / 2019-05-01)



プリンス~ディアンジェロを思わせる密室ファンク感。Virgin EMIが昨年創設したばかりの新レーベル Lost Ones Recordingsに所属する新星(ジョシュア・)カラードが、5月10日にリリース予定のメジャー・デビュー・アルバム『Unholy』より新曲“Hell Song”を発表しました。  Amazon  iTunes



サウスロンドン発のシンガー/ラッパーである彼は、2016年にデビューEP『Clean Break』を発表後、2017年にインディからベッドルーム・バラード的な“Sofa”をリリース。昨年4月に発表した、プリンスに捧げたミニマルなバラード“Ode”で「A Colors Show」に出演したことでも知られるアーティスト。今年2月にリリースした、ソランジュ以降の静謐かつアンビエントな空気を持つ“Warrior Cry”でメジャー・デビューを飾っています。
『Unholy』には“Warrior Cry”以降の楽曲が収録される見込み。“Sofa”を始め、これまでの楽曲は全て新鋭ザック・ネイオム(Zach Nahome 読み方違うかも)が手がけており、彼の才能が発揮される作品ともなりそう。

“Hell Song”は、姉妹であるケイト・ステュワートなどを手がける若手プロデューサーでもあり、英DJ/プロデューサー・チーム=マッド・ティ―ス(Mad Teeth)の1/3としても活動しているデイヴィッド・ステュワート(David Stewart)――ユーリズミックスのデイヴ・ステュワートではありません――も手助けした楽曲。
ディアンジェロやプリンスを自分のヒーローに挙げるコラードにぴったりのファンク・チューンですが、今こういうアプローチを取るのはチャイルディッシュ・ギャンビーノ『"Awaken, My Love!"』の影響もありそう、などと思ったり。




2019-05-04

[new music] Tank and the Bangas, Alex Isley, + more

・Tank and the Bangas - 'Green Room' (Verve Forecast / 2019-05-03)



タンク・アンド・ザ・バンガスが待望のメジャー・デビュー・アルバム『Green Room』を発表。

テリアナ“タンク”ボール(Tarriona "Tank" Ball)をリーダーとして2011年に結成されたニューオーリンズのバンドである彼らは、ライブを重ねて地道にファン層を広げ、2013年末に『Think Tank』を自主リリース。「ガンボ」のようにファンク、ゴスペル、ジャズ、ロック、ニューオーリンズ・バウンスなど様々なジャンルが渾然一体となった音楽性と、そのライブ・パフォーマンスで徐々に話題を呼び、2014年にはライブ盤『The Big Bang Theory: Live at Gasa Gasa』も発表しています。

大ファンだと公言するノラ・ジョーンズが彼らのニューオーリンズでの公演にサプライズ出演するなど、ミュージシャンや批評家からの評価も集めていったタンク・アンド・ザ・バンガスですが、転機となったのは2017年。
NPRの人気企画「Tiny Desk Concert」の一般オーディションに挑戦したところ、オーディションの審査員のひとりだったスター・ジー・ボス(元ジー・サティスファクション)にも絶賛され、6000組以上の応募の中から出演権を獲得。そのライブ映像が3月に公開されると、あのチャンス・ザ・ラッパーを始め、一気に彼らへの賛辞が寄せられました。



そして2018年3月、Verve Forecastとのメジャー契約が発表され、4月にはメジャー・デビュー曲“Smoke.Netflix.Chill”を発表。また、レコード・ストア・デイには2017年に録音されたライブ盤『Live Vibes』が発売されるなど一気に動き出し、ついに『Think Tank』以来5年以上ぶりのオリジナル新作であり、メジャー・デビュー・アルバムとなる『Green Room』が発表となったわけです。 Amazon  iTunes



名曲“Smoke.Netflix.Chill”を始めとして本人たちも大部分でプロデュースを担っていますが、さすがはメジャー・デビュー作だけあって、ジャック・スプラッシュ(Jack Splash)、マーク・バトソン(Mark Batson)、ロバート・グラスパー(Robert Glasper)にゼイトーヴェン(Zaytoven)といった豪華な外部プロデューサーも迎えており、“ガンボ・ソウル”な彼らの音楽性をより鮮やかに切り取っています。
一方、アレックス・アイズリー(Alex Isley)、同じニューオーリンズのペル(Pell)と、地に足ついたゲストの人選も素敵です。

なお、やはりと言うべきか、Verve Forecast契約前に自主リリースされた“QUICK”(2017年)は未収録となっています。
しかし、彼らの最大の魅力はやはりライブ・パフォーマンスであり、5月8日に日本盤も出ることを考えると、初来日公演の吉報を早く聞きたいものです。




2019-05-01

[news] ディアンジェロのドキュメンタリー予告編映像、エル・ヴァーナー7年ぶり新作 + more

・ディアンジェロのドキュメンタリー映画、予告編映像が公開



ディアンジェロが『Voodoo』ツアー終了後に姿を消し、『Black Messiah』で復活するまでの空白の期間に迫るドキュメンタリー映画『Devil's Pie - D'Angelo』の予告編映像が公開。同映画は4月24日から5月5日にかけてマンハッタンで開催される第18回トライベッカ映画祭においてワールドプレミア上映されることが決まっており、これに合わせてのトレイラー解禁です。クエストラヴ(Questlove)、Dのツアー・マネージャーを務めたアラン・リーズ(Alan Leeds)らがインタビューに応じています。

すでにPitchforkThe Grapevineで映画のレビュー記事(いずれも長文)が公開されていますが、クエストラヴ曰く「地球上でもっともピュアな男」がいかに周囲やファンに愛されているか、そしてこのミステリアスな男の貴重な素顔(不安を抱えている姿を含め)も窺える内容になっているようです。映画のエンディングは、新作を制作中だというこれ以上ない明るいニュースで飾られているそう。一般公開、もちろん日本での公開もお願いしたいところです。




2019-04-26

[new music] FKA twigs, Flying Lotus, James Blake + more

・FKA twigs - "Cellophane" (Young Turks Recordings / 2019-04-24)



FKAトゥイグスが3年以上ぶりとなる新曲“Cellophane”を発表。  Amazon  iTunes

2016年に発表した“Good to Love”もバラード調でしたが、今回の「セロハン」はさらにエモーショナルなピアノ・バラード。ケイト・ブッシュあたりも想起させます。
トゥイグスと共にこれをプロデュースしたのは、フランク・オーシャンの“Chanel”やケヴィン・アブストラクト『American Boyfriend: A Suburban Love Story』などを手がけてきたジェフ・クラインマン(Jeff Kleinman)とマイケル・ウゾウール(Michael Uzowuru)のチーム。
ビヨーク仕事で知られるアンドゥルー・トーマス・フアン監督によるミュージックビデオはさすがの世界観です。



さて、沈黙を破ったトゥイグスですが、新作云々の情報は今のところ無し。しかし、“Cellophane”のリリースにあたってポスターをばら撒くキャンペーンが行われているほか、5月からLA、べルリン、ロンドン、シドニーの4都市で開催されるコンサートには「FKA twigs / Magdalene」という文字が躍っていることから、なんらかの動きがあることに期待したいですね。




[new music] BJ The Chicago Kid, Lucky Daye, Jordan Rakei + more

・BJ The Chicago Kid - "Time Today" (Motown Records / 2019-04-26)





BJ・ザ・シカゴ・キッドが新曲“Time Today”を発表。アンドレ・ハリス(Andre Harris)と盟友ジェイラス“J・モー”モージー(Jairus "J.Mo" Mozee)によるプロデュースで、ディアンジェロやマーヴィン・ゲイを敬愛するBJのソウルネス溢れる1曲です。ソングライティングでも関わっているゴールディ(Gabrielle "Goldie" Nowee)のコーラスの絡み方もよいですね。  Amazon  iTunes

BJは今夏にニュー・アルバム『1123』をリリース予定で、この“Time Today”は先行曲という扱い。昨年5月には3曲入りEP『Opening Ceremony』、今年3月にはエラ・メイ“Close”のカバーを発表していましたが、これらは収録されるんでしょうか。アルバムの詳細はまだ不明です。



[new music] BananaLemon, SIRUP, Da-iCE, +more

・BananaLemon - "#Slaysian" (BananaLemon / 2019-04-26)



東京発のガールズ・グループ、BananaLemon (バナナレモン)の新曲は、25日に開催された単独公演〈The Final Game〉でいち早くお披露目されていたもの。元Def WillのLetyを新メンバーに加え、アンクルン(インドネシアの打楽器)のオリエンタルな響きが印象的なトラップ・ビートに乗せて「イケてるアジア人」を掲げる姿が激ドープ。バナレモの曲で一番好きかもしれない。2分未満という短さ、MVの映像も非常に“今”という感じ。



ラップと歌の両刀で、ブラジル生まれ、日本語・韓国語・ポルトガル語・英語のクアドリンガル(!)という強力な新メンバーの加入によってバナレモ新章は大きな飛躍が期待できそう。先日MVの再生回数が100万回を突破した「GIRLS GONE WILD」も、ブラジルやアメリカからの反響が大きかったと言うし。  Amazon  iTunes




2019-04-22

[news] レジー・スノー、ジャズ・カリス、ルビー・フランシスの初来日公演が決定 + more

レジー・スノー初の単独来日公演決定

2017年にジョーイ・バッドアス(Joey Bada$$)、ジェシー・ボイキンス三世(Jesse Boykins III)ら参加のミックステープ『The Moon & You』を発表し、昨年、ラーキ(Rahki)(ケンドリック・ラマーのグラミー受賞曲“i”など)がエグゼクティヴ・プロデューサーを務めたデビュー・アルバム『Dear Annie』をリリース、NMEが5点満点を付けるなど話題を呼んだ新進ラッパーのレジー・スノー(Rejjie Snow)が初来日。 Amazon  iTunes

単独公演の詳細はまだ不明ですが、9月1日に大阪・舞洲スポーツアイランド 空の広場で開催される〈CIRCUS × CIRCUS〉への出演が発表されたので、この時期と見ていいでしょう。
[4/23追記:9月2日(月)に渋谷WWW Xで開催されることが発表されました]

なお〈CIRCUS × CIRCUS〉にはレジー・スノーの他に、tofubeats、SIRUPの出演が第一弾ラインナップとして発表されています。



2019-04-20

[new music] Lizzo, Saucy Lady, The O'Jays + more

・Lizzo - 'Cuz I Love You' (Nice Life Recordings/Atlantic Recordings / 2019-04-19)



リゾがついにメジャー・デビュー・アルバム『Cuz I Love You』を発表。

R&Bチャート入りするなど好評を博しているディスコ・ファンク“Juice”や、彼女の「ヒーロー」であるミッシー・エリオットとの共演が叶った“Tempo”を始め、プリンスを意識したような“Crybaby”など4曲を、彼女のボスであるリッキー・リード(Ricky Reed)がプロデュース。リッキー・リードと共にリオン・ブリッジズ『Good Thing』を手がけたネイト・マーセロー(Nate Mercereau)も補佐しています。
また、サザン・ソウル調の表題曲“Cuz I Love You”や、3連バラード“Jerome”、そして“Heaven Help Me”の3曲をX・アンバサダーズ(X Ambassadors)が手がけているほか、“Like A Girl”、“Soulmate”、“Better In Color”の3曲をオーク(Warren "Oak" Felder)が担当。グッチ・メイン(Gucci Mane)との共演となった“Exactly How I Feel”は、リアム・ペイン&J・バルヴィン“Familiar”を手がけたマイク・サバス(Mike Sabath)仕事といった陣容に。
リゾのポップネスを生かしつつ、ソウル~ファンク~ヒップホップを股にかけるアルバムに仕上がっています。  Amazon  iTunes



なお残念ながら、ドナ・サマー“Bad Girls”の「トゥトゥ!ピーピー!」も引用される“Fitness”や、ジャスティン・ティンバーレイク“SexyBack”調のトラックにミッシー風ラップを乗せる“Boys”といった過去の既発シングルはいずれも未収録に。
(※5/3追記:デラックス版が5月3日に発表され、“Boys”、そして2017年に発表した“Water Me”と“Truth Hurts”、計3曲が追加されました  Amazon  iTunes








2019-04-19

[new music] Lo Boii, Chris Brown, Olivia Nelson + more

・Lo Boii (Corey Latif & Aalias) - "Floor Seats" (Lo Boii / 2019-04-19)



故テディ・ペンダーグラスに師事したことでも知られるR&Bシンガー/ソングライター、ラティーフが、新グループ「ロー・ボーイ」でアーティストとして再始動。エミネム+リアーナの全米ナンバーワン・ヒット“The Monster”でコ・プロデュースを務めたことで知られる若手プロデューサーのエーリアスとのタッグです。

その第一弾となる“Floor Seats”は、あの“Change The World”を大胆に拝借し、90sっぽさも湛えたメロウな楽曲。エリック・クラプトン版で有名な“Change The World”ですが、声の裏返り方のクセからしてベイビーフェイス版を意識しているのでしょうか。
公式サイトも立ち上がってますし、ロー・ボーイのさらなるリリースが楽しみです。  Amazon  iTunes





フィリー出身のコーリー・ラティーフ・ウィリアムス(Corey Latif Williams)は、2003年にMotown Recordsより「ラティーフ」名義で『Love In The First』を発表しアルバム・デビュー。
その後、『Love In The First』にも参加していたライアン・レズリー一派としてシェリー・デニス“I Love You”などのソングライティングを手がけたほか、ミュージック・ソウルチャイルドの“TeachMe”、クリス・ブラウンの“Damage”、フェイス・エヴァンスの“Gone Already”などに関与したのを経て、2010年に日本限定で『Love Is Love』をリリース。スターゲイト、ライアン・レズリー、アイヴァン&カーヴィン、T・タウンに、頭角を現す直前のヒット・ボーイまで参加した同作は、国内でヒットを記録。好評を受けて日本ではさらに2011年に『Love Life』、2013年に『IV Love』、2016年に『Love Language』とリリースを重ねています。
またソングライターとしても、アッシャー“Crash”(2016年作『Hard II Love』収録)など近年も変わらず活動を続けています。



[new music] RIRI, TOKYO CRITTERS, Kan Sano, +more

・RIRI, KEIJU, 小袋成彬 - "Summertime" (Sony Music Associated Records / 2019-04-17)

資生堂「アネッサ」CMソングのためのスペシャル・コラボがようやく配信(小袋成彬プロデュース)。リリースまでだいぶん待たされましたね。  Amazon  iTunes




2019-04-18

[new music] Beyoncé - 'HOMECOMING: THE LIVE ALBUM'

・Beyoncé - 'HOMECOMING: THE LIVE ALBUM' (Parkwood Entertainment/Columbia Records / 2019-04-17)



ついにあの「Beychella」に迫るNetflixドキュメンタリー『HΘMΣCΘMING: A Film by Beyoncé』(邦題は『HOMECOMING: ビヨンセ・ライブ作品』……他に言い様があるだろうに)が17日に解禁!に合わせてライブ・アルバム『HΘMΣCΘMING: THE LIVE ALBUM』も登場。  Amazon  iTunes

デスチャ再集結のあの場面も含めて当然すべてが収められているわけですが、取り急ぎ注目したいのは、2曲のボーナストラック。

[live video] Nenashi - "Lost In Translation" (TOKYO SOUNDS Music Bar Sessions)



デビュー曲“Lost In Translation”を発表したばかりのNenashi。bmrでも紹介しましたが、私のプレイリスト「KiMaGuLé Good Music」にも入れているとおり、個人的にもかなり注目しているアーティスト。映像としては初お披露目となるライブ映像が公開になりました。




一応改めてご紹介すると、「origami PRODUCTIONSが送りだすミステリアスな新進男性シンガー/ラッパー/プロデューサー」で、さまざまな国や地域を転々と旅する“根無し草”であることがその名前の由来。
origami PRODUCTIONSが音楽を担当した2017年のTVドラマ『僕たちがやりました』にて、Shingo Suzukiの“Countless Luv”にフィーチャーされていましたが、今年3月末に“Lost In Translation”でデビュー。早速、日本のApple Music「今週のNEW ARTIST」に選出されたほか、J-WAVE TOKIO HOT 100では47位に初登場するなど、すでに話題を呼んでいます。
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2019-04-13

[new music] Anderson .Paak, Intellexual (Nico Segal & Nate Fox), + more

・Anderson .Paak - 'Ventura' (Aftermath Entertainment/12 Tone Music / 2019-04-12)



アンダーソン・パークが予告どおり、『Oxnard』からわずか半年足らずで、「ビーチ・シリーズ」の完結となる新作『Ventura』を発表しました。  Amazon  iTunes

『Oxnard』同様にドクター・ドレー(Dr. Dre)が共同エグゼクティヴ・プロデューサー、そしてミックスを担当。すでにトラックリストで明らかになっていたとおり、ブランディ(Brandy)、レイラ・ハサウェイ(Lalah Hathaway)、ジャズミン・サリヴァン(Jazmine Sullivan)、スモーキー・ロビンソン(Smokey Robinson)(影は薄いですが)らも参加と、ヒップホップ色の強かった『Oxnard』に比べ、本作はR&B色が強い内容に。
今回はフリー・ナショナルズの一員でもあるキャラム・コナー(Callum Connor)や、ポーモ(Pomo)らが制作に参加しており、『Malibu』に近い感じと言えるでしょうか? 他にアンドレ3000 (Andre 3000)、ファレル(Pharrell Williams)、故ネイト・ドッグ(Nate Dogg)など、参加面子は相変わらず豪華です。



なお、当初ドレーは『Oxnard Ventura』というタイトルを予告しており、そもそも同時進行だったようですが、朴さんの発言によると、『Ventura』では制作面でより自由にやらせてもらえたのだそう。




2019-04-12

[new music] Chris Brown, Jon B, Jam & Lewis + more

・Chris Brown - "Back To Love" (Chris Brown Entertainment/RCA Records / 2019-04-11)




クリス・ブラウンが新曲“Back To Love”を発表。ビヨンセ“Upgrade U”を始め、セヴン・ストリーターやクリス・ブラウンらを手がけてきたキャム・ウォレス(Cam Wallace)がプロデュースしたこの曲は、ほのかにアフロ・カリビアンなテイストも薫る、ダンサブルなR&Bチューン。
来年6月にはデビュー15周年を迎えるクリスは現在、ニュー・アルバム『Indigo』を準備中。シャニース“I Love Your Smile”使いで話題になった“Undecided”などの収録が期待されます。  Amazon  iTunes



2019-04-11

向井太一のblock.fm特別番組に出演します



平成最後の1週間となる4月22日(月)〜26日(金)にblock.fmが開催するスペシャルウィーク「MASSIVE WEEK」の一環として企画された向井太一くんの特別番組『Back to roots』に聞き手として出演することになりました。
聞き手に、普段から交流のある音楽ライターの末﨑裕之(元bmr編集部)を招き、向井太一の”これまでからこれから”を紐解いていく」(block.fm
という番組になる予定です。 放送は4月23日(火)21:00-22:00! ぜひチェック下さい。直前がスダンナユズユリーの特別番組『SYY radio』というのも個人的にアゲ↑です。ルカミルカミナウ

[4/24追記:1週間くらい?の限定公開でアーカイブが公開中です。聞き逃した方はお早めに。block.fmのアプリでも聴けますよ。太一くんが小学校~高校時代に愛聴したJ-R&Bについてたっぷりと想いを語る1時間となりました]

2019-04-06

[new music] Jordin Sparks & Elijah Blake, Sebastian Mikael, Khalid + more

・Jordin Sparks & Elijah Blake - '1990 Forever' (Rkeytek Music/DFMedia Records / 2019-04-05)



先月、「199∞」名義で突如デュエット曲“Real Love”を発表していたジョーダン・スパークスとイライジャ・ブレイクが、デュエットEP『1990 Forever』を発表。 Amazon  iTunes



メアリー・J・ブライジの“Real Love”を参照した“Real Love”は未収録ですが、ハイ・ファイヴの“I Like The Way (The Kissing Game)”等を引用した、その名も“90s R&B”に始まり、エモーショナルな3連バラードからトラップR&Bまで聞かせる充実の4曲。最高。
以前から何度かコラボしてきた2人。今回はイライジャ・ブレイクのLAのホームスタジオで1週間ちょっとで出来上がったそうですが、今後も継続してほしいものです。





2019-04-05

[new music] Amber Mark, Still Woozy, Yuna + more

・Amber Mark - "Mixer" (Jasmine Music/PMR Records/Virgin EMI Records / 2019-04-04)





90sヒップホップ・ソウル全開の“Put You On”が大好評だったアンバー・マークが、引き続き90sなムードを継承した新曲“Mixer”を発表。ファンキーなベースラインが印象的ですが、今回のプロデュースはアンドゥルー・ワイアット(Andrew Wyatt)。7月に英~欧州ツアーを行うことも合わせて発表されましたが、そろそろアルバム期待してもいいでしょうか。 Amazon  iTunes





2019-03-25

NHKラジオ第1『かれんスタイル』に出演します

1月から毎月呼んでいただいていますが、NHKラジオ第1の番組『かれんスタイル』にまたまた生出演することになりました。3月28日(木)の放送となります。私の出演はいつもどおり、音楽を紹介する「Side-B」の出演ですが、今回は番組の最終回ということで20:30頃からの出演となります。

[3/29追記]
「世界での活躍が期待される日本のアーティスト」というテーマでお届けしました。

オンエア曲:
BananaLemon - GIRLS GONE WILD
Initial Talk feat. Monday Michiru - Star
CIRRRCLE - FAST CAR

2019-02-12

NHKラジオ第1『かれんスタイル』に出演します

先月お邪魔したNHKラジオ第1の番組『かれんスタイル』にまた呼んでいただくことになりました。せっかくの生放送なので今回は開催されたばかりの第61回グラミー賞をテーマにお届けしたいと思います。2月14日(木)の放送で、前回と同じように21:30頃からの音楽コーナー「Side-B」の出演になります。

[2/17追記]
時間の都合上かなり駆け足でしたが、グラミー賞トークいかがでしたでしょうか?

オンエア曲:
Childish Gambino - This Is America
H.E.R. & Daniel Caesar - Best Part
Cardi B, Bad Bunny & J Balvin - I Like It

2019-01-21

NHKラジオ第1『かれんスタイル』に出演します

NHKラジオ第1の番組『かれんスタイル』に生出演することになりました。1月24日(木)の放送で、21:30頃からの音楽コーナー「Side-B」にゲスト選曲家としての登場する予定です。

[1/27追記]
「いま注目のR&B~ヒップホップ・バンド」というテーマでお届けしました。

オンエア曲:
The Internet - Roll (Burbank Funk)
Phony Ppl - Way Too Far.
Tank and The Bangas - QUICK