2019-06-09

[news] ラファエル・サディーク新作が8月に、チャンス・ザ・ラッパー×SWV + more

・ラファエル・サディークが8年以上ぶり新作を8月に



ラファエル・サディーク(Raphael Saadiq)が、ついに『Stone Rollin'』以来となる8年以上ぶりのニュー・アルバム『Jimmy Lee』を8月23日にリリースするとアナウンス! 
合わせてリード曲“Something Keeps Calling”が発表されました。ベテラン・ギタリストのロブ・ベーコン(Rob "Fonksta" Bacon)がフィーチャリングとしてクレジットされています。ロブ・ベーコンは、90年代からDJクイック作品を始め数々のレコーディングに参加し、ラファエル作品でも“Get Involved”やルーシー・パール“Trippin'”など多数の楽曲でギターを披露している人物です。

待望の新作『Jimmy Lee』には、ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)、ATCQのアリ・シャヒード(Ali Shaheed Muhammad)、J・デイヴィのブルック・ドゥルー(Brook D’Leau)らが参加しているとか。  Amazon  iTunes



ラファエルの新作については、『Stone Rollin'』発売からおよそ1年後の2012年から制作が伝えられており(この時チャカ・カーンのプロデュースもしたという話でしたが、その楽曲はいずこ……)、2015年には「年内に出るでしょう」との発言がありながら、音沙汰が途絶えました。
その後、映画『マッドバウンド 哀しき友情』に提供した、メアリー・J.ブライジが歌う主題歌“Mighty River”が第90回アカデミー賞で最優秀オリジナル・ソング賞の候補となり初のオスカー・ノミネートを手にしたタイミングで数々受けた昨年2月のインタビューの中では、ソランジュ『A Seat At The Table』などのプロデュース業で自身の制作は断続的になっていたことを明かしつつ、「あと3ヶ月以内には完成させたい」と言及。昨年11月には、新作のタイトルが、薬物中毒で亡くなった兄の名を冠した『Jimmy Lee』になることも明かされていましたが、いよいよ登場です。

なお、アリ・シャヒードがエイドリアン・ヤングと共にスコアを手がけていたNetflixドラマ『ルーク・ケイジ』(2016年)の中でラファエルは未発表曲“Angel”を披露していましたが、『Jimmy Lee』のトラックリストには見当たらず。そのアリ・シャヒードとは、「アリと一緒に、“サディーク&シャヒード”というプロジェクトをやっている」、「一緒にアルバムを作ろうとしているんだ」などと昨年話していましたが、こちらは実現するんでしょうか。





・SWVがチャンス・ザ・ラッパーと共にスタジオ入り

2012年に『I Missed Us』で鮮やかなカムバックを果たし、2016年には『Still』をリリースしたSWV。90年代組の復活の中でももっとも成功しているパターンと言える彼女たちが、なんとチャンス・ザ・ラッパーとスタジオ入りしたことが明らかに。

これはココ(Coko)がインスタに上げたことで明らかになったもの。ココの写真には、新作をリリースしたばかりのカーク・フランクリン(Kirk Franklin)もちらっと見えますが、チャンス自身、カークとスタジオ入りしている様子を明かしており、3年ぶり新作を7月にリリース予定としているチャンス・ザ・ラッパーのためのレコーディングと見られます。楽しみですね。



・ケリースの2ndアルバム『Wanderland』が全米で初リリース




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2001年に日本や欧州など限られた地域でのみリリースされていたケリース(Kelis)の2ndアルバム『Wanderland』が、アメリカで初解禁&全世界でストリーミング配信されました。  Amazon  iTunes
ネプチューンズ愛好家であり、14歳の誕生日に『Wanderland』の輸入盤をゲットして愛聴していたというタイラー・ザ・クリエイターも、「“Scared Money”や“Shooting Stars”がお気に入り」と言及しながらアメリカでのリリースを祝福しています。ここ最近、西海岸を中心に、00年代初頭のネプチューンズ・サウンドへのオマージュがちらほら聞こえてきますが、その動きがより加速しそう(してほしい)。