2019-06-17

[new music] Gallant, Common, YBN Cordae, Free Nationals + more

・Gallant - "Sharpest Edges" (Mind of a Genius/Warner Records / 2019-06-14)



ガラントが、ついに待望のニュー・アルバムをアナウンス。タイトルやリリース時期等はまだ不明ですが、「ニュー・アルバムからの最初の曲」として新曲“Sharpest Edges”が発表されています。
盟友スティント(Stint)のプロデュースによるこの曲、80sな雰囲気のあるリズミカルな楽曲で、ジャネットあたりのポップさも感じられるのが新路線のようでもあり。  Amazon  iTunes

彼は、新作の方向性を探るためこれまで100曲以上を書いており、「このアルバムにたどり着くまで、それぞれ全く違うパレットで描かれた3作のアルバムが出来た感じ」なのだそう。またこの“Sharpest Edges”こそスティント制作曲ですが、新作では様々なプロデューサーと組んでみたのだそうで、デビュー・アルバムにしてグラミー候補にもなった前作『Ology』とは違う音世界を切り拓いていると見られます。



ガラントは、昨年4月にスティントら制作の“Gentleman”、5月にはポップ畑のジュリアン・ブネッタら制作の“Doesn't Matter”と、彼らしいバラードを続けて発表。それぞれ、T・ペイン参加バージョンエイサップ・ファーグ参加バージョンも発表されました。また8月に“Haha No One Can Hear You!”、9月にはスフィアン・スティーヴンスらをゲストに迎えた“TOOGOODTOBETRUE”とスティント制作曲をリリースしていますが、この2曲についてはアートワークに「This Song Does Not Fit」と記していたため、新作には未収録となりそう。
3年以上ぶりとなるニュー・アルバムは年内リリース予定です。





・Common feat. Daniel Caesar & Dwele - "HER Love" (Common/Loma Vista Recordings / 2019-06-14)



コモンが、8月に2年半以上ぶりの新作『Let Love Have the Last Word』をリリース予定とアナウンス。合わせて、ダニエル・シーザーとドゥウェレが参加した新曲“HER Love”を発表しました。  Amazon  iTunes

プロデューサーとしてクレジットされているのはJ・ディラ(J Dilla)。実際には、2015年に発売されたビート集『Dillatronic』の最後を飾った“Dillatronic 41”を使用したもので、その元ネタはビリー・プレストン&シリータの“One More Try”。



ソングライティングのクレジットにはカリーム・リギンス(Karriem Riggins)、バーニス・トラヴィス(Burnis Travis)、サモーラ・ピンダーヒューズ(Samora Pinderhughes)の名があり、「オーガスト・グリーン」のプロジェクトと地続きで制作された模様です。

herが大文字で強調してあることからも分かりやすいとおり、この曲は、ヒップホップへの想いをラップした“I Used to Love H.E.R.”、“The Next Chapter (Still Love H.E.R.)”に連なるもの。ヴァース3には、J・コール、ジェイ・Z、ケンドリック・ラマー、チャンス・ザ・ラッパー、カーディ・Bなどなど数々の新旧ラッパーたちの名前が言及されていたり。

ちなみに今回、Concord傘下のレーベル Loma Vista Recordingsからの発売になっていますね。



ちなみにコモンは、ジャネット・ジャクソンのツアーDJも務めたフィリーのベテラン、DJアクティヴ(DJ Aktive)の新曲“The City”にゲスト参加したばかり。
アイヴァン・バリアス(Ivan Barias)とアクティヴの共同プロデュースとなるこの曲は、コモン以外は、DJジャジー・ジェフ(DJ Jazzy Jeff)、フリーウェイ(Freeway)にブリー・スティーヴンス(Bri Steves)とフィリー勢が参加。アーリー90s風のヒップホップ・チューンとなっています。





・YBN Cordae feat. Chance The Rapper - "Bad Idea" (Atlantic Recordings / 2019-06-17)



21歳の新進ラッパー、YBN・コーデイが、チャンス・ザ・ラッパーをゲストに迎えた新曲“Bad Idea”を発表。  Amazon  iTunes

温かみのあるゴスペリックなサウンドを手がけたのは、ジェレマイ&チャンス『Merry Christmas Lil' Mama』にも関わったボンゴ・バイザウェイ(Bongo ByTheWay)。
「It might not be such a bad idea if I never went home again♪」というサビは、ギル・スコット・ヘロンの名曲“Home Is Where the Hatred Is”から拝借したものですね。14年ほど前には、この曲をサンプリングしたカニエ・ウェスト+コモン“My Way Home”(『Late Registration』収録)がありました(※ギヘロンはシカゴ出身)。

コーデイとチャンスはコーチェラで知り合い、これはシカゴで録音されたそう。7月末にはアンダーソン・パーク、ミーク・ミル、プッシャ・Tらも参加した新作『The Lost Boy』がリリース予定だとか。

YBN・ナミーア率いるYBN(ヤング・ボス・ニガズ)の主要メンバーとして知られていたコーデイは昨年、ソロ曲“Kung Fu”がSpotifyで5000万回近く、YouTubeで2400万回以上再生されるなど大きな反響を呼び、ジュース・ワールドのツアーへの同行を経て、ドクター・ドレーからも一目を置かれる存在に。こうした業界内での人気の高まりもあってか、Atlantic Recordsとのメジャー契約を手にし、今年3月には“Have Mercy”を発表。こちらも熱い支持を得ており、まさに“今きてる”ラッパーです。このタイミングでのチャンスとのコラボは絶好としか言いようがありませんね。またつい先日には、〈BET Awards〉でH.E.R.のステージ(紹介済)にも参加しています。『The Lost Boy』で大旋風を巻き起こすか、注目されるところ。





・Free Nationals feat. Mac Miler & Kali Uchis - "Time" (OBE/EMPIRE / 2019-06-14)



デビュー・アルバムのリリースが待たれるフリー・ナショナルズが、故マック・ミラーとカリ・ウチース参加の新曲“Time”を発表。  Amazon  iTunes
昨年好評を呼んだ、ダニエル・シーザーらとのメロウなデビュー曲“Beauty & Essex”とは一転して、“Time”は軽快なグルーヴを刻むミッド・チューンに。マック・ミラーのヴァースは昨年5月にレコーディング済だったものだそう。

フリー・ナショナルズのデビュー・アルバムがさらに楽しみになる新曲ですが、肝心のアルバムについては年内発売としか今はまだ言及されていません。
そもそもは昨年2月のインタビューの時点で、ギターのホゼ・リオス(Jose Rios)は、完成間近だと述べ、「数ヵ月後……6月~7月までには」出せるとしていたのですが、結局デビュー曲“Beauty & Essex”が出たのが同年10月でした。インタビューの時点で、マック・ミラー、カリ・ウチース、ダニエル・シーザーらの参加はすでに予告されていたため、完成が遅れたというよりもおそらく、アンダーソン・パークのアルバム発売(『Oxnard』、『Ventura』)やツアー・スケジュールとの調整によって彼らのリリースがズレ込んだのではないでしょうか。





・Ari Lennox, Omen, Ty Dolla $ign & Dreezy - "Got Me" (Dreamville/Interscope Records / 2019-06-12)



J・コール率いるDreamvilleのレーベル・コンピ『Revenge of the Dreamers III』より、「1-888-88-DREAM」と題した2曲入りの第1弾シングルが発表。  Amazon  iTunes

フェイス・エヴァンス“Come Over”ネタの“Got Me”には、Dreamvilleよりアリ・レノックスとオーメンが参加。アリ・レノックスとタイ・ダラー・サインのデュエットにオーメンとドゥリージーがラップで参加するという構成のR&B曲です。リアーナ“Bitch Better Have My Money”を手がけたことで知られ、アリ・レノックスの素晴らしかったデビュー・アルバム『Shea Butter Baby』(紹介済)にも貢献したデピュティ(Deputy)らによるプロデュース。



もう一方の“Down Bad”は、ボスであるJ・コール(J. Cole)に、バス(Bas)、J.I.D、アースギャング(EARTHGANG)といったDreamville勢が中心となったヒップホップ曲。マイク・ウィルの下でケンドリック・ラマー“HUMBLE.”、ビヨンセ“Formation”などを手がけてきたプラス(Pluss)がプロデュースしています。

『Revenge of the Dreamers III』のリリース時期はまだ発表されていませんが、近日リリースになるのではないでしょうか。







・Snoh Aalegra - "Find Someone Like You" (ARTium Recordings / 2019-06-14)



RZAとのコラボや、ドレイク『More Life』で楽曲がサンプリングされたことでも知られるスノー・アレグラが、およそ2年ぶりのニュー・アルバム『- Ugh, those feels again』を8月16日にリリースすることをアナウンス。
そこからリード曲“Find Someone Like You”が発表されました。手がけたのは、ノーマーニ&6LACKの“Waves”を始め、リル・ウェイン、ジェイ・プリンス、SiRなどを手がけてきたLAの若手ジョーナ・クリスチャン(Jonah Christian)。60s~70sソウルあたりを思わせる雰囲気も漂うラブソングです。  Amazon  iTunes

スノー・アレグラは今年2月に、SZAやチャンス・ザ・ラッパーなどを手がけてきたキャム・オビや、“Self-Made”を始めブライソン・ティラー『True To Self』で半数近くをプロデュースしたネス(NES)ら制作の“I Want You Around”(ビデオで恋人役を演じているのはエイサップ・トゥエルヴィ)、そして4月には、ライオン・ベイブやティナーシェらを手がけてきたジョエル・コンパス制作の“You”と発表しています。





ペルシア系スウェーデン人で、元々は母国スウェーデンで本名のファーストネームであるシェリー(Sheri Nowrozi)名義で歌手として活動していた彼女。
自身のマネージャーで従姉妹にあたる女性が交際していた(後に結婚)縁でノーI.D.と以前から知り合いだったそうで、スウェーデンでの活動後、シェリー時代のアルバム・レコーディングで訪れたことのあったLAに移住し、ノーI.D.が興したARTiumと契約しました。
そして2014年にノーI.D.全面プロデュースとなったコモン『Nobody’s Smiling』へ参加したのに続き、ノーI.D.が全面プロデュース、コモンもゲスト参加したデビューEP『There Will Be Sunshine』をARTrium/Epicから発売。2015年にはRZAがプロデュースした“Emotional”を発表しましたが、Epicとの契約はこれが最後となりました。メジャー・レーベルを離れる決意を後押ししたのは、プリンスだったとされています(※2016年1月にペイズリーパークで行われたコンサートに招待されるなど、目をかけられていた模様)。
2016年のミニ・アルバム『Don’t Explain』を経て、2017年3月には、ドレイク『More Life』の最後を飾る“Do Not Disturb”に、同日に発売された彼女の新曲“Time”がサンプリングされたことが話題に。
2017年10月にはようやく、スノー・アレグラとしてのデビュー・アルバム『FEELS』が発表されています。  Amazon  iTunes





・Sinéad Harnett - "Leo Bear" (Bad Music / 2019-06-14)



ディスクロージャー、スネークヒップス、ケイトラナダ、クリスチャン・リッチらとのコラボで知られる英国人女性シンガーのシネイド・ハーネットが、新曲“Leo Bear”を発表。  Amazon  iTunes

彼女は、昨年の“Lessons”あたりからアコースティックな雰囲気の音楽性へと路線を切り替えたようですが、この新曲“Leo Bear”もギターに導かれるように始まるオーガニックな雰囲気かつ90sテイストの漂う楽曲。プロデュースは、マヘイリア“I Wish I Missed My Ex”を手がけたことで知られるマス・タイム・ジョイ(Maths Time Joy)。またしても素晴らしい仕事です。



自らを「ハーフ・タイ、ハーフ・アイリッシュ」と表現するように、アイルランド系の父とタイ系の母とのあいだに生まれた彼女は、元々ガールズ・グループで音楽活動を始め、歌声を気に入ったワイリーに声を掛けられて2011年のEP『Chill Out Zone』に収録された“Walk Away”に参加。これをきっかけに、ディスクロージャーの“Boiling”(2012年のEP『The Face』収録)やルディメンタルの“Baby”(全英1位に輝いた2013年のデビュー・アルバム『Home』収録)などにフィーチャーされていきました。

Virgin EMIとのメジャー契約を獲得した彼女は、2014年にメジャー・デビューEP『N.O.W.』を発表。スネークヒップスが手がけた“No Other Way”が好評を博します。2015年にはTMSがプロデュースした“She Ain’t Me”、モージャムがプロデュースした“Do It Anyway”とシングルを発表したものの、結局アルバムはリリースされることなくVirgin EMIを離脱することに。

一方では同年、ゴールドリンクとの共演となった、クリスチャン・リッチの“Compromise”が評判となるなど、クラブ・シーンからはラブコールが続く中、2016年にロンドンのRinse FMよりEP『Sinéad Harnett』を発表。グレイズ、スネークヒップス、ケイトラナダ、JD・リードがそれぞれ手がけた4曲からは特に、UKらしいフューチャリスティックR&Bなグレイズ制作の“If You Let Me”、そして彼女のルーツであるR&Bを今様ダンス・ミュージックとして表現したような、スネークヒップス制作の“Rather Be With You”が大きな反響を呼びました。  Amazon  iTunes
この好評を受けて現在のR&B(+ダンス)な路線が確立されたと言え、翌2017年にはグレイズ、ケイトラナダ、JD・リードらも再登板したミックステープ『Chapter One』をRinse FMから発表。そろそろフル・アルバムのリリースも望まれているところですが……





・LeToya Luckett - "Feeling" (LeToya Luckett / 2019-06-06)



2017年におよそ8年ぶりの新作『Back 2 Life』を発表したことも記憶に新しいラトーヤ・ラケットが、およそ2年ぶりの新曲“Feeling”を発表。  Amazon  iTunes

夏のチル・ナンバーといった風情のこの曲は、2009年作『Lady Love』でも組んでいたタンク(Tank)がソングライティングで関与。エリック・ベリンジャーらを手がけてきたドー・ボーイ(Doh Boy)がプロデュースを務めています。

『Back 2 Life』発売後の2017年8月に婚約を発表、同12月に結婚したラトーヤは、今年1月に第一子となる女の子を出産したばかり。
また、ディオンヌ・ワーウィックの伝記映画でディオンヌ役を演じることが2016年には明らかになっていましたが、すでに映画は撮影済のようで、今年2月のディオンヌ・ワーウィックのインタビューによれば、現在は編集段階なのだそう。





・SIDIBE - "Hold Your Breath" (SIDIBE / 2019-06-14)



シディベが、5月に発表した1年ぶり新曲“Complacement Love”(紹介済)に続くシングルを発表。  Amazon  iTunes

今回も変わらず、彼女を見出したニコ・スタディ(Nico Stadi)がプロデュースを担当し、ウォーリン・キャンベル(Warryn Campbell)やネイト・マーセロー(Nate Mercereau)らが演奏で参加しているという布陣です。“Complacement Love”とは違い、こちらの“Hold Your Breath”はよりリラックスしたラウンジ感のあるテイストで、彼女のボーカルのジャネット感も強め。





・The Goods feat. Touch Sensitive - "Let's Roll" (Bastad Jazz Recordings / 2019-06-14)



ブルックリンの気鋭レーベル Bastard Jazzに所属、「スペース・ファンク」を標榜するオーストラリアの3人組=ザ・グッズが、今年初のリリースとなる新曲“Let's Roll”を発表。  iTunes

アンダーソン・パーク的でありながら、どこか初期ジャミロクワイのような90sアシッド・ジャズあたり雰囲気も漂う洒脱なファンク・サウンドで、日本でも人気が出そう。
フィーチャリングされているタッチ・センシティヴは、フルームやター・クらを抱える豪名門 Future Classicsに所属する新進プロデューサー/ミュージシャンで、同曲でエレクトリック・ベースを担当しているようです。



2015年に“Strong Man”でデビュー、翌2016年7月にネオ・ソウル風のサイケなダブルEP『The Goods』を発表した彼らは、2017年にBastard Jazzと契約。同年末にBastard Jazzからのデビュー曲となる“Glow”を発表し、昨年4月に“Glow”を含む5曲入りEP『Make Your Move』をリリースしています。実験的なエレクトロニックなサウンドもありつつ、キャッチーな曲もやれるのが彼らの強みですね。  Amazon  iTunes





・Kindness feat. Jazmine Sullivan - "Hard To Believe" (Female Energy / 2019-06-12)



およそ5年ぶりの新作『Something Like a War』を9月7日にリリースするカインドネスが、なんとジャズミン・サリヴァンをボーカルに据えた新曲“Hard To Believe”を発表。  Amazon  iTunes
またフィーチャリング・クレジットに名前はありませんが、終盤にはサンファ(Sampha)が歌声を聞かせています(※一緒にリリースされているRadio Editでは省かれています)。

カインドネスは今年3月に、トッド・ラングレンの“Pretending to Care”(85年作『A Cappella』収録)をサンプリングし、ロビンとデュエットした“Cry Everything”を発表して沈黙を破り、4月にセイナボ・スィーが歌う“Lost Without”(ケレラ作詞)を発表しています。

新作の話もそろそろ聞きたいジャズミン・サリヴァンですが、ここ最近はゲスト参加のオファーが増えてますね。きっかけは2016年、フランク・オーシャンの『Endless』と『blonde』への参加だと思いますが、その後もゴールドリンクの“Meditation”、ナイアの“Sideline (Remix)”でフィーチャーされ、そして今年はアンダーソン・パーク『Ventura』にも。
また、ファンテイジアが準備中の新作『Sketchbook』にはジャスミン・サリヴァンとブランディ(こちらも『Ventura』に参加)をフィーチャーしているという大注目のコラボ曲が収録予定だそう。





・Little Mix - "Bounce Back" (RCA / 2019-06-14)



ソウルIIソウル“Back to Life (However Do You Want Me)”ネタ。

昨年は『LM5』を発表したリトル・ミックスが、今年初のリリースとなる新曲“Bounce Back”を発表しました。スターゲイト(Stargate)とスウィフ・D (Swiff D)制作によるこの楽曲は、ソウルIIソウルの名曲にして、たびたびサンプリング/引用されてきた“Back to Life (However Do You Want Me)”より「♪However do you want me / However do you need me♪」の部分を引用。昨年、ドレイク“Nice for What”の大ヒットで改めて脚光を浴びたニューオーリンズ・バウンスのテイストを取り入れつつ、彼女たちらしいポップスに仕上げています。  Amazon  iTunes

ソウルIIソウル“Back to Life”×英国勢と言えば、同じく「♪However do you want me / However do you need me♪」の部分を引用したエステルの“Freak”(2010年)を思い出すところ。また最近では、ラトーヤが“Back 2 Life”で「♪Back to life, back to reality♪」の部分を借用。またつい最近は、ヒラリー・ロバーツという米歌手が、ほぼカバーと言える形で大ネタ使いした“Back To Life”を発表し、米ダンス・クラブ・ソング・チャート1位(6月1日付)を獲得したばかりでもあります。





・DJ Snake, J Balvin & Tyga - "Loco Contigo" (DJ Snake Music Productions/Geffen Records / 2019-06-13)



ダンス系DJがこぞって、アフリカやカリブ海を中心としたワールド・ミュージックのエッセンスを取り入れようとしているここ数年、特にメジャー・レイザーと肩を並べて意欲的に乗り出しているのがDJスネーク。

昨年2月には、インド・テイストのダンス・ミュージック“Magenta Riddim”を発表、続けて7月には、ナイジェリアのポップ歌手ニニオラの“Maradona”をサンプリングしたアフロ・ポップな“Maradona Riddim”を、そして9月に、オスーナ、カーディ・B、セリーナ・ゴメスを迎えたレゲトン~ムーンバトンな“Taki Taki”を投下。これは世界的ヒットになりましたね。

これに続く新曲“Loco Contigo”が発表されました。  Amazon  iTunes
参加しているタイガの昨年のヒット“Taste”あたりのDA・ドーマン仕事を想起させる声のサンプリングが響きつつも、楽曲そのものはレゲトン仕様。先月末に、「95%完成」と予告したニュー・アルバムはやはりレゲトンやアフロ・ポップといった流行りのリズムによる今様ダンス・ミュージックとなるのではないでしょうか。
と言いつつ、4月にはオフセット、グッチ・メインらラッパーたちを迎えた、もろにトラップ調の“Enzo”という毛色の違うシングルも発表しているわけですが。