2019-06-01

[news] プリンスによる他アーティスト提供楽曲オリジナル・デモ発売決定 + more

プリンスが他のアーティストに提供した楽曲を自ら歌ったデモ音源集が6月発売



シーラ・Eの“The Glamorous Life”、バングルスの“Manic Monday”(『アンダー・ザ・チェリー・ムーン』で演じたクリストファー名義)、ザ・タイムの“Jungle Love”(クレジット上はモーリス・デイとジェシー・ジョンソンの共作)、アポロニア6の“Sex Shooter”(クレジット上はアポロニア作)を始め、ジル・ジョーンズ、ヴァニティ6、ケニー・ロジャースらに提供したプリンス(Prince)楽曲のオリジナル・デモ音源が蔵出し。『Originals』というタイトルで、6月にリリースされることが発表されました。

エステート側でこうしたプロジェクトを取り仕切っているトロイ・カーター曰く、いずれも完成された音源のものを選び抜いたそうで、「ボーカルが雑なものは収録しない」とクオリティを保証しています。また、1981年~85年に制作された音源がほとんどですが、唯一、マルティカが歌った“Love … Thy Will Be Done”(91年)については、TIDALを仕切るジェイ・Zが強く推したために収録されたのだとか。
昨年4月、命日に合わせて解禁された“Nothing Compares 2 U”のプリンスによるオリジナル・バージョンも収録されます。



この『Originals』は、プリンスの誕生日にあたる6月7日にTIDALで先行配信され、6月21日に一般発売される予定。
これは、昨年5月にTIDALとプリンス・エステートが発表していたプリンスの未発表音源作品を2019年にリリースするという話と合致しているものの、この時は「Warner Bros. Recordsと先に合意したプリンスのカタログは含まない」形でのリリースとされていましたが、『Originals』のCD発売はWarner Bros.が扱っているようで、着地点がやや変更になったということでしょうか。
なお、TIDAL独占先行配信が始まる前日となる6月6日には、LAにてイベントが開催され、ジェイ・Zがホストを務めるものもあるそう。

いずれにせよファン垂涎のリリース。もちろんCD、レコードでの発売もあります。同日発売される国内盤CDには、“Nothing Compares 2 U (Cinematic Version)”がボーナス収録される予定です。  Amazon

1. Sex Shooter (Apollonia 6, 1984 / original recorded in 1983)
2. Jungle Love (The Time, 1984 / original recorded in 1983)
3. Manic Monday (The Bangles, 1985 / original recorded in 1984)
4. Noon Rendezvous (Sheila E, 1984 / original recorded in 1984)
5. Make-Up (Vanity 6, 1982 / original recorded in 1981)
6. 100 MPH (Mazarati, 1986 / original recorded in 1984)
7. You’re My Love (Kenny Rogers, 1986 / original recorded in 1982)
8. Holly Rock (Sheila E, 1985 / original recorded in 1985)
9. Baby, You’re a Trip (Jill Jones, 1987 / original recorded in 1982)
10. The Glamorous Life (Sheila E, 1984 / original recorded in 1983)
11. Gigolos Get Lonely Too (The Time, 1982 / original recorded in 1982)
12. Love… Thy Will Be Done (Martika, 1991 / original recorded in 1991)
13. Dear Michelangelo (Sheila E, 1985 / original recorded in 1985)
14. Wouldn’t You Love to Love Me? (Taja Sevelle, 1987 / original recorded in 1981)
15. Nothing Compares 2 U (The Family, 1985 / original recorded in 1984)





ハイエイタス・ケイヨーティがフジロックで来日決定

〈FUJI ROCK FESTIVAL〉の第5弾ラインナップが発表され、ハイエイタス・ケイヨーティ(Hiatus Kaiyote)が7月28日(日)に出演することが決定。ステージ別ラインナップも同時に発表されており、彼らは場内最大のメインステージとなるグリーンステージに出演する予定です。
同日にはジェイムス・ブレイク、ヴィンス・ステイプルズ(紹介済)、フォニー・ピープル、KOHHらが出演予定で、JB、ヴィンス、KOHHはいずれもホワイトステージ、フォニーはレッドマーキーと振り分けられていますね。

ハイエイタス・ケイヨーティと言えば、昨年10月、ネイ・パーム(Nai Palm)が乳がんを患っていることを公表していました。昨年12月頭には、ポール・ベンダーのギターに合わせて病床でカーティス・メイフィールド“The Makings of You”を歌う映像を公開しており、右の乳房を切除した手術の翌日に撮影されたものだと驚かせつつ、元気な姿を見せていました。今年に入ってからは地元オーストラリアで少しずつライブを行っており、順調に回復しているものと見られます。







〈WIRED MUSIC FESTIVAL〉にBLACKPINKら出演決定

今年は9月7日(土)、8日(日)の2デイズとなり、開催地も、中部国際空港直結となるAichi Sky Expo(8月30日開業)の野外多目的利用地へと移った〈WIRED MUSIC FESTIVAL〉。
5年目の今年は、7日のヘッドライナーがカイゴ(Kygo)、8日のヘッドライナーがウィズ・カリファ(Wiz Khalifa)と発表されていましたが、第3弾ラインナップ(公式では「第2弾」が2回使われていますが……)がこのほど明らかになり、コーチェラでのパフォーマンスが大きな反響を呼んだBLACKPINK (ブラックピンク)が7日に出演決定。同じく7日にはディロン・フランシス(Dillon Francis)らが決定しました。
8日には、マイク・シノダ(Mike Shinoda)、King Gnu、KOHH、SANABAGUNらの出演がアナウンスされています。また、BLACKPINK自体は8月18日(日)のサマソニ関東公演にも出演予定です。