2019-06-24

[live videos] メアリー・J、カーク・フランクリン、H.E.R.、リゾら〈BET Awards 2019〉ライブ映像



〈BET Awards 2019〉が23日にLAで開催され、そのライブ映像が公開されているのでまとめてお届け(全てではありませんが)。

功労賞であるLifetime Achievement Awardを今回授与されたメアリー・J・ブライジ(Mary J. Blige)によるスペシャルなステージが今回の目玉。



パフィによる紹介Vに始まり、“My Life”、“No More Drama”、“I'm Goin' Down”、“Real Love”、“Reminisce”、“You Remind Me”、“Be Happy”、“Love No Limit”と数々の名曲、ヒットを次々と披露していきます。
そして“I Can Love You”ではリル・キム(Lil Kim)が登場! 続けて今度はメソッド・マン(Method Man)を迎えての“I'll Be There for You/You're All I Need to Get By”。そして最後は“Just Fine”で締め括られました。
最大のヒットである“Be Without You”をあえて省き、ほぼ90年代の曲で統一したステージ。パフィも「クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル」として紹介していたため、90年代に与えた彼女のインパクトに焦点を当てた企画なのでしょう(ファッションも『Share My World』期の雰囲気)。

ちなみに賞のプレゼンターはリアーナが務めました







新作『Long Live Love』を5月にリリースしたばかりのカーク・フランクリン(Kirk Franklin)は、リード曲“Love Theory”を披露。
なんとケリー・プライス(Kelly Price)、メアリー・メアリーのエリカ・キャンベル(Erica Campbell)、ジョナサン・マクレイノルズ(Jonathan McReynolds)という豪華な顔ぶれを迎えてのスペシャルな内容。ジョナサン・マクレイノルズのソロ・パフォーマンスからエリカ・キャンベルが声を添え、カーク・フランクリンとクワイアたちのステージが始まり、ブリッジでケリー・プライスが登場するという展開で、最後のサビは全員集合となります。







自らウッドベースを弾きながら登場したH.E.R.は、昨年末にリリースした最新EP『I Used to Know Her: Part 2』より、ポエトリーリーディングも聞かせる壮大な“Lord Is Coming”を披露。チャンス・ザ・ラッパーとのコラボ曲“Bad Idea”(紹介済)も話題の新鋭ラッパー、YBN・コーデイ(YBN Cordae)も終盤に登場し、ラップを聞かせます。







先日は〈MTV Movie & TV Awards〉でもパフォーマンスを披露したリゾ(Lizzo)は、やはり最新作『Cuz I Love You』のデラックス版に追加収録された2017年のシングル“Truth Hurts”を披露。
先日のパフォーマンスはゴスペルのクワイアローブを着て『天使にラブ・ソングを2』オマージュな場面もありましたが、こちらではウェディングドレス姿でも魅せました。リアーナもスタンディングオベーションをしたことも話題になっています。

“Truth Hurts”は元々はおよそ2年前の曲ですが、今年4月19日に配信されたNetflixのロマコメ映画『サムワン・グレート 〜輝く人に〜』の予告編で使用されただけでなく、劇中で主人公たちがこの曲に合わせて歌い踊る場面があったことをきっかけに注目を浴びました。またこの影響でしょう、劇中でも使用された「I just took a DNA test, turns out I'm 100% that bitch♪」の歌詞が話題となり、TikTokを中心に#DNAtestというチャレンジが流行。『Cuz I Love You』のデラックス版が急きょ登場(オリジナルは4月19日発売デラックス版はその2週間後の5月3日に配信)したのは、こういう背景があったわけですね。
#DNAtestのバイラル化に加え、デラックス版配信の後押しもあり、5月18日付の全米シングル総合チャートでは初のチャートインを記録(50位に初登場)。チャートイン3週目には38位、4週目には26位、5週目には21位と順調にチャートを駆け上がっており、6週目となる最新の全米チャート(6月22日付)で17位へと上昇、彼女にとって初のトップ20ヒットとなっているところです。

ちなみにリゾ、今度は(やはりデラックス版に追加された)“Boys”がTikTokで人気を呼んでいるそうで。







デビュー・アルバム『Painted』(紹介済)を5月にリリースしたばかりの大型新人ラッキー・デイ(Lucky Daye)は、デビュー曲にして、米アダルトR&Bエアプレイ・チャートでトップ10をキープ中(最高8位)の人気曲“Roll Some Mo”を披露しました。







ファンテイジア(Fantasia)は、予告されているニュー・アルバム『Sketchbook』のリード曲にして最新シングル“Enough”(紹介済)を披露しました。









こちらは本編ではなく、〈BET Awards〉に合わせて開催されるコンサート〈BET Experience〉より、クイーン・ナジャ(Queen Naija)のステージ。
米R&B/ヒップホップ・ソング・チャートで最高3位、アダルトR&Bエアプレイ・チャートで4週1位となった“Medicine”を披露した映像と、昨年7月に発表したデビューEP『Queen Naija』よりノー・IDら制作の“Bad Boy”を披露している映像が公開されています。
ちなみにQueen Naijaは本名で(紹介済)、ミドルネームのNaijaはナイジャではなく「ナジャ」と読みます(本人の発音によれば)。







〈BET Awards〉本編に戻って。6月6日に最新EP『Myself』(紹介済)をリリースしたばかりの22歳の若手R&Bシンガー、キアーナ・レデイ(Kiana Ledé)は、話題曲“EX”を披露しました。
元々は昨年7月にリリースされたEP『Selfless』に収録されていたこの“EX”は、じわじわと話題を集め、今年になってフレンチ・モンタナ参加バージョンやリル・ベイビー参加バージョンも発表されたこともあって、今年4月には米R&Bチャートで9位まで上昇。最新EP『Myself』にも再収録されており、現在もR&Bチャート13位と人気です。フル映像でないのが残念。







3月31日に33歳の若さで殺されてしまったニプシー・ハッスル(Nipsey Hussle)の追悼ステージも。
ニプシー・ハッスルが昨年発表したメジャー・デビュー作『Victory Lap』より、まずはマーシャ・アンブローシアス(Marsha Ambrosius)が“Real Big”を披露。続けて同じく『Victory Lap』より今度はYGが“Last Time That I Checc'd”をパフォーマンス。そして最後は、DJキャレド(DJ Khaled)とジョン・レジェンド(John Legend)が登場し、生前ニプシーが参加していた“Higher”(5月に発表した最新作『Father of Asahd』より)でゴスペリックに締め括りました。
なお、これが〈BET Awards〉本編のエンディングでした。






DJキャレドはまた、最新作『Father of Asahd』より、“Weather the Storm”と“You Stay”を披露するステージも。
まずはミーク・ミル(Meek Mill)を呼び込んで“Weather the Storm”を1stヴァースまで、そして新たにジェレマイ(Jeremih)とリル・ベイビー(Lil Baby)を迎えて“You Stay”という流れ。







カーディ・B (Cardi B)は夫オフセット(Offset)と共に〈BET Awards〉本編のオープニングを担当。
まずはオフセットが今年2月に発表したソロ・デビュー作『Father of 4』よりカーディ・Bとの“Clout”を披露し、続けてカーディ・Bが単独で、先月末に発表したばかりのソロ最新曲“Press”をパフォーマンスしました。