2019-06-18

[news] エラ・メイ、ミュージック・ソウルチャイルド、SWV来日決定 + more

エラ・メイ、初来日公演が10月に東京と大阪で決定




“Boo'd Up”が昨年最大級のR&Bヒットとなり(2018年の米Billboard年間総合ランキングで15位)、米R&B/ヒップホップ・エアプレイ・チャートでは16週連続1位を達成して女性アーティストの歴代1位記録を更新(総合でも歴代2位に)、今年の第61回グラミー賞では最優秀R&Bソング賞に輝いたエラ・メイ。  Amazon  iTunes

まさに今のR&Bを代表する存在と言える24歳が、ついに初来日。10月31日(木)に大阪 なんばHATCHにて、11月1日(金)に東京は国際フォーラムホールAにて単独公演を行います。国際フォーラムの「ゴールド指定席¥14,000」はなかなかのアレですが……(そもそもゴールド指定席って何だろう)、コーチェラでのパフォーマンスも記憶に新しい中、旬のタイミングでの来日はとても嬉しいですね。







ミュージック・ソウルチャイルド、SWVが10月の〈SOUL CAMP〉に出演決定




10月13日(日)と14日(月・祝)に豊洲PITで開催される〈SOUL CAMP〉の第2弾ラインナップが発表され、SWVとミュージック・ソウルチャイルド(Musiq Soulchild)の出演が明らかになりました。
第1弾では、ヘッドライナーとして13日に、ボビー・ブラウン(Bobby Brown)とベル・ビヴ・デヴォー(Bell Biv Devoe)の4名から成るRBRM (Ronnie, Bobby, Ricky & Mike)が、14日にベイビーフェイス(Babyface)が出演することが発表されていました。SWVもミュージックも、14日への出演が予定されています。

SWVは、ココのソロ活動を経て2000年代半ばから再始動を始め、2011年にMass Appeal Entertainment/eOneと契約。同年、SWVの“Right Here/Human Nature”ネタだったクリス・ブラウンの“She Ain't You”のリミックス・バージョンにご本人登場でゲスト参加したのに続き、90sヒップホップ・ソウル感溢れる新曲“Co-Sign”(しかも“Right Here”の一節まで引用という憎い仕掛けも)を発表、翌年、実に15年ぶりの新作となる『I Missed Us』で完全復活。SWVの大ファンだったというラムによるプロダクションとの相性もばっちりで、2016年には『Still』もリリースしています。
また、近年の90sリバイバルの流れでSWVの楽曲がサンプリング/引用されることも少なくなく(トレイ・ソングス“Shootin Shots”、セヴン・ストリーター“Anything You Want”、ウィズキッド“One For Me”、クリス・ブラウン“This X-Mas”、ケラーニ“Table”、A1 “Always”、タイガ“For The Road”、ジャズミン・シスターズ“You”などなど)、90年代組の復活としてはもっとも理想的な例と言えるでしょう。



メジャーを離れて以降も順調に活動を続けているミュージック・ソウルチャイルドは、2016年に『Life on Earth』、2017年に2枚組『Feel the Real』とリリースしているほか、2018年にはマーシャ・アンブローシアスとのデュエット曲“For Better For Worse”を発表。
また、ラプソディのグラミー候補作『Laila's Wisdom』(2017年)を始め、ブーツィ・コリンズ『World Wide Funk』(2017年)、ヴィヴィアン・グリーン『VGVI』(2017年)、A・レックス『Layers Vol. 1』(2018年)、DJアクティヴ“It Is What It Is”(2018年)、韓国のJung Key “My Girl”(2018年)などゲスト参加も増えており、今年はすでにケラーニ『While We Wait』、パプース『Underrated』、スミフン『The All』、ディオンヌ・ワーウィック『She's Back』に参加しています。

さらに2015~2016年には、サイド・プロジェクトとして、ザ・ハッスル(The Husel)名義でEP『The Pre-Up』、フル・アルバム『Husel Music』、ミックステープ『The Side Husel』、加えてパープル・ワンダーラヴ(pUrPlE wOnDaLuV)名義でEP『tHe eTeRnAl pEaCe』を発表と活発。後者の名前は見なくなりましたが、近年のトラップ系ラッパーを意識した、オートチューンばりばりのザ・ハッスルのほうは、『Feel the Real』やA・レックス『Layers Vol. 1』にもゲスト・アーティストとして名前を連ねており、不評のわりに本人は気に入っている様子。







・ミッシー・エリオットがソングライターの殿堂入り、リゾとダ・ブラットが祝福パフォーマンス





ミッシー・エリオット(Missy Elliott)が、2019年の第50回〈Songwriters Hall of Fame〉(ソングライターの殿堂)入りを果たしました。ノミネートは昨年11月に発表され、女性ラッパー初のノミネートとして話題になりましたが、今年1月にダラス・オースティンらと共に殿堂入りが確定。6月13日に記念式典が開かれ、ミッシー・エリオットが女性ラッパー初の殿堂入りを讃えられました。

ミッシーの殿堂入りはクイーン・ラティファ(Queen Latifah)がプレゼンターを務め、ミシェル・オバマが祝福のコメントをビデオレターで送り、さらにリゾ(Lizzo)が“Sock It 2 Me”のライブ・パフォーマンスで祝福。MVでの当時のヘアスタイルも再現したリゾのパフォーマンスには、ダ・ブラット(Da Brat)も駆けつけ、スペシャルなトリビュートとなりました(※下段の映像ではダ・ブラットのパフォーマンス部分も映っています)。
ミッシーを自身の「ヒーロー」だと敬愛しているリゾは、先日リリースされたメジャー・デビュー・アルバム『Cuz I Love You』(紹介済)では“Tempo”で共演も果たしていましたね。

なお、ラッパー初のソングライターの殿堂入りを果たしたのはジェイ・Zで、2017年のことでした



ダラス・オースティン(Dallas Austin)の殿堂入りは、昨年殿堂入りしたジャーメイン・デュプリ(Jermaine Dupri)がプレゼンターを担当。ふたりは最近、JDAという新会社を一緒に立ち上げており、「アトランタのドリームワークス」を目指しているのだとか。ちなみに、もっとも誇りに思っている楽曲は?との質問に対してダラスは、TLCの“Unpretty”だと回答しています

また今回、ジャスティン・ティンバーレイクがContemporary Icon Awardを、ホールジーがHal David Starlight Awardを、キャロル・ベイヤー・セイガーがJohnny Mercer Awardを受賞しています。







・リル・キム、マイア、TLCのチリによるリアリティ番組が7月にスタート





リル・キム(Lil Kim)製作、マイア(Mya)とTLCのチリ(Rozonda "Chilli" Thomas)も出演するリアリティ番組『Girls Cruise』が米VH1放送で7月15日から放送されるそう。
これはリル・キム(44)、マイア(39)、チリ(48)の3名が「浮かれ騒ぎの冒険、精神的葛藤の打開、スパイシーなロマンス」を経験するさまを描く内容になるとか。うーん。リル・キムがリリース予定(と言いながら本当に出るのか毎度疑問な)のニュー・アルバムのプロモーションを兼ねたものだと思いますが、どうなんでしょう。チリは2010年と2011年に放送された夫探し恋愛リアリティ番組『What Chilli Wants』も今ひとつでしたし……。
2016年作『Smoove Jones』で個人として初のグラミー候補となり、また芸能人社交ダンス大会な『Dancing with the Stars』の第9シーズン(2009年)で準優勝と爪痕を残したこともあるなど順調なマイアにとってはいいかもしれませんね。

リル・キムは、2017年に自主レーベル Queen Bee EntertainmentとeOneの提携という形で“Took Us A Break”を発売。2018年にはファボラスとの“Spicy”とレゲトン調の“Nasty One”(後者にはステフロン・ドンら参加バージョンも)、そして今年2月に“Go Awff”と発表し、新作『9』を5月17日にリリース予定としましたが、4月下旬にはeOneの意向であると強調した上で発売延期を明かしました。『Girls Cruise』放送に合わせて無事リリースとなればいいのですが……。  Amazon  iTunes




・ジャギド・エッジがニュー・アルバムを7月に発売決定








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ジャギド・エッジ(Jagged Edge)が、2017年7月に発表した『Layover』以来2年ぶりとなる新作『A Jagged Love Story』を7月15日にリリースするとアナウンス。
合わせて、今年1月1日に発表されていた先行シングル“Closest Thing To Perfect”のミュージック・ビデオも公開されています。  Amazon  iTunes