2019-05-16

[new music] Ari Lennox, Leven Kali, Jamila Woods + more

・Ari Lennox - 'Shea Butter Baby' (Dreamville/Interscope Records / 2019-05-07)



J・コール率いるDreamville Recordsの紅一点、28歳の女性R&Bシンガー、アリ・レノックスの待望のデビュー・アルバムが到着。2015年末にDreamville入りが発表されて3年半、2016年10月にリリースされたデビューEP『Pho』から数えても2年半以上、ようやくといった感じですが、待った甲斐があっただけのアルバムになっていますね。  Amazon  iTunes

2018年7月に発表された“Whipped Cream”、『クリード 炎の宿敵』のインスパイア盤『Creed II: The Album』(同年11月)に先行収録された表題曲“Shea Butter Baby”なども収録される全12曲。J・コール(J. Cole)と、Dreamvilleお抱えのプロデューサーであるエリート(Elite)がエグゼクティヴ・プロデューサーを務めており、アルバム全体はエリートとロン・ギルモア(Ron Gilmore)が中心となって手がけています。
ゲストも、“Shea Butter Baby”に参加しているJ・コール以外は、2017年にDreamville入りしたアトランタの新進気鋭ラッパー、J.I.Dと、身内でがっつり固めてますね。

“Whipped Cream”や、マセーゴ(Masego)らプロデュースの先行配信曲“Up Late”のような、エリカ・バドゥを想起させる彼女の歌声が映えるソウルフルなプロダクションを中心としつつ、初期ミッシー・エリオットっぽい“BMO”(ヴァースはちょっとアリーヤ“More Than A Woman”ぽくも)などの90s R&Bも感じられたり。今っぽいエッセンスは控えめに、オーセンティックなR&B作品として非常に充実した内容ですね。
31日にCD盤ヴァイナル盤も発売されるっぽい?







・Leven Kali - 'Leven Kali: Low Tide' (Interscope Records / 2019-05-10)



これは(これも)傑作。クインシー・ジョーンズ御大に「彼こそ未来だ」と言わしめた、LAの新鋭R&Bシンガー/プロデューサー、レイヴィン・カリ (Leven Kali [Lay-Vin Kah-Lee])が、待望のデビュー・アルバム『Leven Kali: Low Tide』を発表しました。  Amazon  iTunes

オランダ生まれ、西海岸育ちのレイヴィンは、両親ともにミュージシャン。父親はベーシストで、マザーズ・ファイネスト(Mother’s Finest)のメンバーだった、ということはジェリー“ウィザード”セイ(Jerry "Wyzard" Seay)なのでしょうか?……と思って彼のフルネームを調べたらLeven Kali Simon-Seayのようなので、やはりそのようですね。母親は歌手/ボーカル・コーチだったそう。恵まれた環境もあって、幼少期にドラムを叩くようになり、次第に鍵盤、ベースなど他の楽器も身に着けました、高校時代にはジャズ・バンドで演奏していたこともあるそう。

2015年にサンダーキャットやケイシー・ヴェジーズ、ジョジョら参加のデビューEP『4102』を発表、早耳な人からすでに注目を集めていたレイヴィンは、ドレイク『More Life』の最後を飾る“Do Not Disturb”でサンプリングされたスノー・アレグラ“Time”のプロデュースを務めたり、EXOやRed Velvetらの楽曲にソングライターとして関わるなど活動。業界でもその才能は注目され、Interscope、Atlantic、RCAといったメジャー・レーベルからオファーが舞い込み、Interscope Recordsと契約。昨年1月に、ジ・インターネットのシド(Syd)をゲストに迎えたメジャー・デビュー曲“Do U Wrong”を発表して脚光を浴びました。

昨年10月には『NunWrong With A Lil Good Lovin』と題されたシングルとして“NunWrong”と“Good Lovin’”の2曲を同時リリース、12月には3曲入りEP『I Get High When I Think About Us』と発表してきましたが、ついにフル・アルバムが到着したわけです。

全11曲となる『Leven Kali: Low Tide』は、シドとの“Do U Wrong”を始め、『NunWrong With...』からは“NunWrong”、『I Get High...』からは“Mine”を収録。今年発表されたリード曲“SumWrong”と“Mad At U”も収録されています。

レイヴィンは自らプロデュースもこなしますが、多くは他のプロデューサーたちと共に制作しており、“Do U Wrong”、“Mad At U”、“My Pen”の3曲では、ヴィンス・ステイプルズの絶賛された2017年作『Big Fish Theory』で5曲で抜擢されたLAの気鋭プロデューサー、ザック・セコフ(Zack Sekoff)が参加。
また、『4102』からの付き合いでもある、バークリー卒の若手ディエゴ・フアマン(Diego Huaman)も“NunWrong”など3曲で共同プロデュース。カリード“Better”などを手がけてきたディジ(Jamil "Digi" Chammas)も、“SumWrong”と“Mine”を担当。スヌープやDJジャジー・ジェフにも気に入られたオーストラリアの新進DJ/プロデューサー、MXXWLL (マクスウェル)を“1 On 1”のプロデュースに抜擢していたりと、新たな世代とのコラボレーションの産物とも言えそう。

過去に、“C.W.Y.B”でケンドリック・ラマー“Wesley's Theory”のベースラインを意識して取り入れてみたことのあるレイヴィン。LAの若き才能である上に、参加ミュージシャンも、ソル・ウォズ/ソル・フェイゲンソンことソロモン・フェイゲンソン(Solomon Fagenson)(※ドン・ウォズの息子)などLA勢が中心だったりすることもあり、ファンク~ジャズ~ヒップホップがハイブリッドに融合した現行LAシーンと共振するアルバムに。
またディアンジェロやプリンス、スティーヴィー、ダニー、JBなどをかける家庭で育ったレイヴィンには、R&B~ソウル・シンガーとしての魅力も光っており、“1 On 1”などでは西海岸ファンクっぽいテイストも挿みつつ、レイト80s~アーリー90sのスロウジャムに仕上がっています。





・Jamila Woods - 'LEGACY! LEGACY!' (Jagjaguwar / 2019-05-10)



ジャミーラ・ウッズが2年ぶり新作『LEGACY! LEGACY!』を発表。  Amazon  iTunes

「チャンス・ザ・ラッパーの」という枕詞で知られるシカゴの若手女性シンガー・ソングライターですが、2016年にフリーで発表した『HEAVN』が高く評価され、Jagjaguwarと契約、2017年に商業リリースされました。昨年1月に初来日公演が行われたのも記憶に新しいところ。

本作は、シカゴの詩人にして教育者、活動家のマーガレット・バローズの詩“What Will Your Legacy Be?”に因んで『LEGACY! LEGACY!』というタイトルとなっており、曲名は全て、
ベティ・デイヴィス(音楽家)
ゾラ・ニール・ハーストン(作家)
ニッキ・ジョヴァンニ(詩人)
ソニア・サンチェス(詩人)
アーサ・キット(女優/歌手)
マイルズ・デイヴィス(音楽家)
マディ・ウォーターズ(音楽家)
ジャン・ミシェル・バスキア(画家)
サン・ラ(音楽家)
オクテイヴィア・バトラー(作家)
ジェイムズ・ボールドウィン(作家)
ブギー・マクラリン(ダンサー/指導者)
と実在の人物の名前を冠してるという、コンセプト・アルバムのような内容となっています。

元のリリース日を考えると『HEAVN』からおよそ3年ぶりの新作となるこの『LEGACY! LEGACY!』は、オッドカップル(oddCouple)やサバ(Saba)、ソーシャル・エクスペリメントのピーター・コットンテイル(Peter Cottontale)、ニコ・シーガル(Nico Segal)らが前作に引き続いて参加しつつ、今回はシカゴのDJ/プロデューサーであるスロット・A (Slot-A)が大半をプロデュース。
とは言え、スロット・A制作曲も、サンプリング・クラシックでもあるモンク・ヒギンス&ザ・スペシャリティーズ“One Man Band (Plays All Alone)”のドラムを拝借した“GIOVANNI”や、ジミー・エントリー・サウンド(ポーティスヘッドのジェフ・バーロウの覆面プロジェクト)“Charlie's Theme”をサンプリングした“MUDDY”など、改めてスタジオ・ミュージシャンを呼んでセッションしていたり、ライブ感のあるサウンドを織り交ぜ、サウンドを拡張しています。

高校時代にはオルタナ・ロックにハマり、ライブでもニルヴァーナ“Smells Like A Teen Spirit”のカバーを披露したりもするジャミーラ。本作は、自身が影響を受けたり、尊敬している人たちのことを書くことを通して自身を映し出そうという試みだそうですが、まさに偉大なレガシーを引き継ぎつつ、ソウル・ミュージックの今(あるいは未来)を更新するようなアルバムになったと言えるのではないでしょうか。
ジャミーラは以前、『HEAVN』のリリース・パーティ(2016年)を経験して初めてソロ・アーティストとして自信が持てるようになった、と話してくれたのですが、アーティストとしての自信がついたからこそ作り得た作品なのでしょう。





・Laneous - 'Monstera Deliciosa' (Soul Has No Tempo / 2019-05-10)



ヴァルチャー・ストリート・テープ・ギャング(VSTG)の一員であり、ネイ・パームが「天才」と讃えるオーストラリアの新星レイニアスが、デビュー・アルバム『Monstera Deliciosa』を発表。日本では4月に先行発売されていましたが、ジョーダン・ラカイらを擁するSoul Has No Tempoより5月10日に正式に世界発売されました。  Amazon  iTunes

4月に発表されたVSTG『Mature Themes for Childish People』(紹介済)同様に、ハイエイタス・ケイヨーティのポール・ベンダー(Paul Bender)が全面プロデュース。同じくハイエイタス・ケイヨーティのサイモン・マーヴィン(Simon Marvin)も鍵盤&コーラスで参加しています。
VSTG『Mature Themes for Childish People』と比べて聴くのも楽しいですが、ディアンジェロ『Voodoo』に強く影響を受けたというレイニアスだけあって、VSTGに比べ、こちらのソロ作ではよりファンク~ソウル色が強いでしょうか。エイドリアン・ヤングと組んだ時のビラルを彷彿とさせるかと思うと、レイト70s~アーリー80sの西海岸AOR風や、ビーチ・ボーイズっぽい曲もあったりと、レイニアスの個性が炸裂しています。

ちなみにVSTGの項でも説明しましたが、レイニアスは、ハイエイタス・ケイヨーティ関連のアートワークを手がける才能の持ち主であり、『Tawk Tomahawk』、『Choose Your Weapon』のあの印象的なイラストも彼によるもの。今回は、アルバム・タイトルになっているモンステラ・デリシオラ(和名ホウライショウ)の葉がフィーチャーされた写真になっているので、レイニアスが手がけたものではありません。





・Collard - 'Unholy' (Lost Ones/Virgin EMI Records / 2019-05-10)



先日、プリンス~ディアンジェロを思わせる密室ファンクなリード曲“Hell Song”をご紹介したサウスロンドン発の新進シンガー/ラッパー、(ジョシュア・)カラードが、メジャー・デビュー・アルバム『Unholy』を発表。  Amazon  iTunes

2017年10月に、プリンスに捧げるミニマルなバラード“Ode”で「Colors Show」に出演したことで知られる彼は、Virgin EMI傘下に昨夏立ち上げられた新レーベル Lost Ones Recordingsと契約し、今年2月に“War Cry”でメジャー・デビュー。3月に英若手ラッパーのコージー・ラディカル(Kojey Radical)をゲストに迎えた、アーリー00sのR&B~ネオ・ソウルをトラップ以降の空気でアップデートしたような“Ground Control”、そして4月に“Hell Song”と発表しており、これら3曲を含む全9曲を収録。

カラードの作品をずっと支えてきた盟友ザック・ネイオム(Zach Nahome 読み方違うかも)が全面プロデュースしており、“Hell Song”に連なるミニマルなファンク~ソウルから、ソランジュ以降の静謐かつアンビエントな空気を持つオルタナティブR&Bまで聞かせますが、全体として、彼のヒーローであるディアンジェロやプリンスからの影響がそこかしこに窺える作品でもあります。
ヴァイナル盤が30日に発売になるようですよ。





・Ciara - 'Beauty Marks' (Beauty Marks Entertainment / 2019-05-10)



シアラがカムバック。

2015年作『Jackie』を最後にEpicを離れ、自主レーベル Beauty Marks Entertainmentを立ちあげる形で、Warner Music Group傘下のディストリビューターであるADAと契約。そして昨年7月、“Level Up”を発表すると、DJテリー・テルズ(DJ Telly Tellz)が2015年に発表した“Fuck It Up Challenge”をサンプリング……というかほぼリメイクといった感じのジャージー・クラブで驚かせ、大きな反響を呼びました(※ちなみに“Fuck It Up Challenge”自体も、fun.の大ヒット曲をジャージー・クラブに仕立て直した“We Are Young (Kyle Edwards & Dj Smallz 732 Jersey Club Remix)”をサンプリングしたもの)。
その後、引き続きJR・ロテム(J.R. Rotem)がプロデュースを務め、ティワ・サヴェジの2015年作『R.E.D』に収録された“Before Nko”ネタのアフロ・ポップ調“Freak Me”を8月に発表。さらに翌月にはロドニー・ジャーキンス(Rodney Jerkins)が手がけた、デスチャ“Lose My Breath”を彷彿とさせるマーチングドラムが印象的な“Dose”とリリースを続け、期待を高めてきました。
少し間を置いて、今年2月に、“Sorry”なども手がけたジャスパー・キャメロン(Jasper Cameron)らによるミッドR&Bチューン“Greatest Love”が発表され、3月末には、新鋭デュオ=スペース・プライメイツ(Space Primates)制作の80sポップな“Thinkin Bout You”がリリースされましたが、ようやくフル・アルバムが到着。『Jackie』から数えて実に4年ぶりのニュー・アルバムです。  Amazon  iTunes

ロテムやロドニー、ジャスパー・キャメロンら以外にトリッキー・ステュワート(Tricky Stewart)やメイジャー(Maejor)、ベニー・カセット(Benny Cassette)、スカイラー・グレイ(Skylar Grey)らが制作に参加。先行シングル群が良かっただけに、他の収録曲が霞む嫌いがありますが、ここ最近のシアラ作品と比べると、なかなか良いのではないでしょうか。





・SAFE - 'STAY' (Bando Recordings / 2019-05-10)



カリード最新作『Free Spirit』(紹介済)にも参加していたトロント(生まれはアブダビ)の新進シンガー/ラッパー、SAFE (セイフ)ことサイーフ・ミュサード(Saaif Musaad)が、デビュー・アルバム『STAY』を発表。  Amazon  iTunes

ドク・マッキニー(Doc McKinney)、フランク・デュークス(Frank Dukes)、T・マイナス(T-Minus)、BBNGのチェスター・ハンセン(Chester Hansen)、cvreといったトロント勢に、DJダーヒ(DJ Dahi)、マイク&キーズ(Mike & Keys)、チャーリー・ハンサム(Charlie Handsome)といったLA勢が一緒になって制作を担っています。ラファエル・サディークの甥っ子ディラン・ウィギンス(Dylan Wiggins)も参加していますね。
前半はトラップ・ソウル的な感触が中心ながら、マジード・ジョーダンあたりに通ずるような80sっぽい曲があったり、後半にはカリードも歌いそうな曲もあったり。“Red Light”や“R U Scared Pt. 2”などでは時折、シャーデーを想起させる歌声を聞かせてドキっとさせられます。
シドやミゲルとの共演で知られる西海岸の新進女性R&Bシンガー、クイン(QUIÑ)に、エイサップ・モブ周辺ラッパーとしても知られるプレイボーイ・カーティ(Playboi Carti)がゲスト参加しています。

OVOの共同創設者のひとりであり、ドレイクのマネージャーとしても知られるオリヴァー・エル・カティブに声をかけられてOVOショップの実店舗で働き始めた彼は、ドレイクにも気に入られ、2014年から本格的にアーティスト活動を開始。2015年に発表した、シャーデー“Jezebel”ネタの“FEEL”がMV再生回数500万回を超えるなど話題となり、注目を集めている存在です。2015年にデビューEP『Stay Down』を発表しており、このEPは今年4月、『Free Spirit』発売に合わせて改めてストリーミング・サービスで再配信されています。





・Emotional Oranges - 'The Juice: Vol. 1' (Avant Garden/Island Records / 2019-05-10)



ミステリアスなLAのR&Bデュオ=イモーショナル・オーレンジズ。
「アデルのボーカル・コーチとドレイクのエンジニアが結成した」とも紹介されますが(嘘っぽい)、クレジットを見るかぎり、Mind of a Genius (MOAG)の元副社長として知られるアザド・ナフィシー(Azad Naficy)と、MOAG所属シンガーのクウェイのプロデュース(“I Go”など)で知られるレオン・ザ・プロフェッショナル(Leong the Professional)ことウィリアム・レオン(William Leong)のコンビによるプロジェクトだと見られます。

昨年5月に、女性ボーカルもフィーチャーしたブギー調の“Motion”で彗星のごとく登場したこのデュオが、デビューEP『The Juice: Vol. 1』を発表。“Motion”を始め、ODB&ケリス“Got Your Money”のサビを引用した“Hold You Back”など8曲を収録しています。  Amazon  iTunes

男性ボーカルは、アザド・ライト(Azad Right)名義でラッパーとして活動していたこともあるアザドでしょうか? デュエット相手の女性ボーカルは、ケリー・ポーター(Kelly Porter)というシンガーがほどんとの曲で担当しています。90sヒップホップ・ソウル風の“Built That Way”では、ウィズ・カリファとのコラボで知られるニューヨークの新進女性シンガー、ヴァリ(Vali)がリードを歌っていますね。

“Motion”や“Personal”などのブギー調のダンサブルな楽曲が中心ですが、“Someone”、“Good To Me”、“Built That Way”の3曲はやや異色で、実際この3曲では、(やはりMOAG所属の)THEY.のダンテ・ジョーンズ(Dante Jones)がプロデュースで参加。また、“What You Want”などTHEY.の楽曲で作曲&ギターで貢献しているミッチェル・ライアン・ベル(Mitchell Ryan Bell)が全曲に関与していたりと、アザド人脈が効いてますね。

6月にはヴァイナル盤も発売されるようです。





・JAMESDAVIS - 'MASTERPEACE' (Motown Records / 2019-05-10)



Motown Records所属のきょうだいR&Bトリオ=ジェイムズデイヴィスが新たなEP『MASTERPEACE』を発表。  Amazon  iTunes

今年3月に発表した“Dodger Black”、先月ご紹介した“Something To Talk About”など7曲を収録。
BJ・ザ・シカゴ・キッドなどに関わったマイケル・バーニー(Michael Barney)と、“You Don't Know My Name”を始めとするアリシア・キーズ楽曲のソングライターとして知られるハロルド・リリー(Harold Lily)が大半を手がけており、また、レケイリー47のプロデュースで知られるクライド&ハリー(Clyde N Harry)も“Black Leather Bag”、“I Will”の2曲を手がけています。
クライドは前者でクライド・ゲヴァラ(Clyde Guevara)名義でラップも聞かせているほか、“Something To Talk About”でもソングライティングで貢献しています。
全体的にオルタナティブR&B色が強いですね。